ラピュタロボティクス㈱は1月21日、重量検品機能を追加した協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」の販売を開始した。
同社によると、物流現場では迅速かつ正確な検品が求められるため、各現場では重量検品専用カートの活用や、人手による確認作業が行なわれているが、これまでラピュタPA-AMRは運搬代行や最短経路の指示によるピッキング作業の効率化や省力化に寄与する一方、検品工程の改善には寄与することができていなかったとしている。今回、「重量検品機能」をラピュタPA-AMRに搭載することにより、従来通り生産性向上を維持しつつ、ピッキングの精度向上による検品工程の省略・簡略化を実現する。
●重量検品機能の特徴
同機能は現状のラピュタPA-AMRの上下段トレイに重量計測器であるロードセルを搭載することにより、ピッキングする商品をオリコン等の通い箱に入れたタイミングで検品を実施。入れ間違いが起こった際は、ラピュタPA-AMRのモニタ上にアラートが即座に出るため、検知もスムーズとしている。同機能により、従来通り歩行距離削減による生産性向上を実現しつつ、検品工程への対応も行うことで、庫内業務全体におけるさらなる運用改善に寄与する。
また、すでにラピュタPA-AMRを導入している顧客にも後付けで重量検品機能を搭載することが可能としている。