中西金属工業㈱(NKC)は11月12日、同社製品「ROBO Carry Rack(ロボキャリーラック)」が「2024年度グッドデザイン賞」(主催:(公財)日本 ーデザイン振興会)を受賞したと発表した。

「ROBO Carry Rack」

NKCのROBO Carry Rackは使いやすさと安全性を追求しながら生活シーンに調和するデザインに取り組んだ結果、高く評価された。同社は今回の受賞を契機にROBO Carry Rackの販売拡大を図るほか、ものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進し、ブランドイメージの向上に努めていくとしている。

●グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
無人自動倉庫と無人搬送車による、1トンクラスを荷役する物流システムである。従来は、棚の内外を有人で中継する必要があり、これがボトルネックとなっていたが、自動搬送車に2種類の車輪を装備して路面対応性を高め、また、棚に薄型の昇降機を備え付けることにより、自動搬送車がシームレスに棚の内外を走行できる設備を実現した。荷役工程を丁寧に見つめ直すことで作業者負担を大幅に削減し、事業継続性にも配慮した設計を確立したことを高く評価した。

●グッドデザイン賞ウェブサイトの紹介ページ
https://www.g-mark.org/gallery/winners/25707?text=ROBO+Carry+Rack&years=2024

●製品詳細
製品名称:ROBO Carry Rack(ロボキャリーラック)
開発者:北口亮一氏、岡嵜吉洋氏、荒木田颯氏
製品概要: 荷役・仕分・保管を自動化するAGVロボキャリーラック

倉庫空間のデッドゾーンを新たな収益のあがる保管場所に!

保管倉庫において収容率を上げることは売上アップに直結する最重要事項。今まで棚配置を諦めていた倉庫内の隙間空間にも、フレキシブルな棚配置による高密度保管で収容率を大幅向上するほか、保管前後の工程間搬送・周辺作業の自動化によってコストも削減。売上増とコスト削減を同時に実現する。

URL:https://robocarryrack.kolec.co.jp

●基本仕様


●開発者からのコメント

輸送機事業部 企画部 技術開発グループの北口グループ長


弊社初の大規模物流ソリューションとして取り組んできましたロボキャリーラックが受賞となり、携わって頂きましたメンバーへ嬉しさを伝えたいです。特にオリジナル製品として開発を担当して頂きました方へお礼申し上げます。また、本システムの可能性に魅力を感じ、導入を進めて頂きましたお客先のお力添えにより当初想定よりもスケールアップした姿で展開をさせていただきましたことに感謝申し上げます。受賞を励みに次の価値ある製品を提供できるように努力致します。