Gaussy㈱は10月17日、同社提供の倉庫ロボットサービス「Roboware」では、立体型仕分けロボット「オムニソーター」の「食品モデル」を提供開始したと発表した。

食品における機能拡張を続けたことで、冷凍・チルド・ドライと三温度帯に対応しながら高い生産性を誇る機能が付与されたとしている。

立体型仕分けロボット「オムニソーター」の「食品モデル」

物流の仕分け作業は限られた床面積、短納期多仕分け、人手不足という3つの課題がある一方で、倉庫スペースはできるだけ保管に使いたいニーズもある。1日の出荷数が多いほど仕分け作業は増えるため、トラックへの積み込み時間との戦いになることに加え、人手不足で人件費は上昇している。それらの課題をオムニソーターは解決する。

今回の食品モデルは、すでに三菱食品㈱の4拠点と南日本運輸倉庫㈱の3拠点にて導入が予定されている。顧客にご利用いただきながら、オムニソーターによって会社の課題・社会課題が軽減し、企業成長に寄与することを目指し、また新たな機能のアップデートを行っていく。

オムニソーターによる自動仕分けに加えて、DAS機能による間口への直接仕分けが可能。生産性の大幅アップだけでなく、耐衝撃性が低いものやサイズが大きくてオムニソーターでは流しづらいものも仕分けできるようになったほか、DASなしで手仕分けする方法もある。

仕分対象物3辺サイズ制限以内におさまるものであれば、複数商品の同時仕分けが可能で、複数商品の同時投入もできればボール単位での仕分けも可能。特にB2B利用の店舗向け仕分け・飲食店向け仕分けで活躍するとしている。

仕分対象物3辺サイズ制限以内におさまるものならば複数商品の同時仕分けが可能

衝撃が気になるものやチルド・常温商品には、オリコン等の仕分けボックスに商品が投入される際にダメージが入らないよう、スロープとストッパーを使った仕組みが施されている。

スロープとストッパーを使った仕組み