フェデラル エクスプレス コーポレーションは10月10日、貿易に関連する様々な複雑さに対応する革新的なソリューション「FedExインポートツール」を提供開始した。
同ツールは自動化と一元化によって輸入プロセスを変革し、プロセス全体の可視性を高め、輸入業務をよりシンプルで効率的にするとしている。日本をはじめ、オーストラリア、台湾、韓国で利用可能で、手作業による通関書類作成や規制遵守等の業務を削減する。
アジア太平洋地域は2024年の輸入において最も急成長する地域となる見込みで、効率的な通関手続きへの需要は一層高まるとして、フェデックスは近く同ツールをマレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ニュージーランド等の市場でも提供開始する予定。
●「FedExインポートツール」の主な特徴
①セルフサービス型の統合プラットフォーム:書類管理と貨物の追跡の一元化により、輸送業務を効率化
②直感的なダッシュボード:輸入貨物の配送状況を一目で確認できるようリアルタイムで可視化
③プロアクティブな通知機能:通関手続きの迅速化と遅延への対策
④24時間のモニタリング:荷主および受取人は集荷から90日後まで貨物の追跡が可能
同社は今回のツールのほか、中小企業やEC事業者がオンラインで効率的に出荷管理ができる「FedEx Ship Manager」やモバイル機器に対応した「FedEx Ship Manager Lite」を提供している。同社は機械学習等の先進技術を活用し、顧客への配達に4時間の配達時間枠の予測を提供している。
●FedExインポートツールの詳細
https://www.fedex.com/ja-jp/customs-tools/fedex-import-tool.html