ラピュタロボティクス㈱は9月5日、㈱ほくやくの札幌支店に次ぐ第2拠点目として函館支店へ今秋、人と協働型のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を納入予定と発表した。

ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」

ほくやくは、労働力人口が減少している中、持続可能な物流を行うために最適な物流オペレーションを模索。物流現場の労働力確保や庫内作業効率化のソリューションを検討する中、新たな物流オペレーションの施策として、ラピュタPA-AMRを2023年11月から札幌支店の物流センターで活用していた。札幌支店において、ラピュタPA-AMRの活用における庫内作業効率化の向上、省力化の効果を確認し、今回、札幌支店に次いで函館支店への採用を決定した。

●ほくやくにおける「ラピュタPA-AMR」の導入のポイント
①労働力人口不足への対応策として有効な庫内作業効率化、省力化
従来の台車を押しながら商品をピッキングしていた時と比較して、ピッキング作業の時間短縮(札幌支店において従来約31秒かかっていたピッキング作業を約13秒に短縮を実現)を行い、生産性を向上させた。また、作業スタッフも12人から5人で業務を行うことが可能となり、省力化も実現した。函館支店においても札幌支店での成功事例を再現するため、ラピュタロボティクスが伴走する。

②ほくやく社内において高品質な庫内作業の標準化
札幌支店での庫内倉庫作業効率化のノウハウを今回導入予定の函館支店でも共有し、安定かつ高品質な庫内作業をほくやく社内において標準化させる。

③人とロボットの協働作業
医薬品の取り扱いのため、地震など災害が発生した際でも、安定した出荷を行う必要がある。有事の際、完全に自動化されている場合には復旧にも時間がかかると考えられるため、完全自動化ではなく人とロボットがチームワークでピッキング作業を効率良く行う「ラピュタPA-AMR」が最適なソリューションとして採用された。