ラピュタロボティクス㈱は2月27日、ロジスティード東日本㈱ 柏の葉営業所に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot) XL」を納入した。
ロジスティードグループは、これまでアーム型ロボット、AGV、ロータリラック、自動倉庫等、様々な自動化・省人化設備を積極的に導入してきたが、同柏の葉営業所において、さらなる省人化を考える上で既存のオペレーションおよびレイアウトを大幅に変更する必要のないAMRの導入を検討していたとしている。
様々な検討の結果、ラピュタPA-AMR XLモデルは75Lオリコンを2つ搭載できる等、ピッキング工数をはじめとした生産性向上が見込めると判断し、今回導入したとしている。
ラピュタロボティクスは、ラピュタPA-AMR XLはピッキングの最短ルートをAIが提案し、ロボットが荷物の搬送を代行しながら作業スタッフと協働でピッキングを行うことが可能。AIがピッキングルートの最適化を図ることにより、生産性向上とピッキングスタッフの歩行時間を削減する最新ロボティクスソリューションと紹介している。今回の導入では、物流現場スタッフの負担軽減、労働環境改善に寄与できる点が評価されたとしている。
●導入においてのポイント、新規取り組み
(1)ロジスティードグループでAMR初導入
AMRの初導入事例として本現場で蓄積したノウハウを、他の拠点でもAMR導入時に活用が期待されている。
(2)将来的な人材不足への対応
ロボットを活用することで、人のみに頼らない安定した労働力確保、作業品質に寄与する。
(3)大容量75リットルのコンテナ対応ラピュタPA-AMR XLの活用
今回の導入現場では、取り扱う製品が大きいため、コンテナの開口部が正面に向いているラピュタPA-AMR XLモデルはピッキングした製品を投入しやすく、ピッキング作業の効率向上に寄与する。
