㈱Hacobuは2月27日、トラックドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver(ムーボ・ドライバー)」が、2024年2月時点で1万ダウンロードを突破したと発表した。

物流業界では、2024年4月からドライバーの時間外労働の上限が年間960時間に規制されることで、さらなる人手不足が懸念されており、ドライバーの働き方改革が必要とされている。

Hacobuの調査(※1)によると、6割のドライバーが業務日報や日常点検表の手書き提出に負担を感じていることが判明。「業務日報や日常点検表等を手書きで提出することに負担を感じますか?」との質問に対して、「そう思う(40.0.%)」、「まあそう思う(22.2%)」という結果となった。同社は物流現場では手書きによる書類作成や提出の文化が色濃く残っており、日々の業務のDX化が喫緊の課題と指摘している。

●業務日報や日常点検表などを手書きで提出することに負担を感じますか?

Hacobuはトラックドライバーの負担を軽減するため、2023年6月にスマホアプリ「MOVO Driver」の提供を開始。従来紙で行っていた日常点検表や日報をスマホで作成し、そのまま送付できる機能や、全国の物流拠点情報、軒先条件のほか、大型車が駐車可能なコンビニやシャワー付きのガソリンスタンド等、約1万6,000の地点情報を確認・追加できる「物流情報マップ」等、ドライバー業務に役立つ開発を行っている。実際にドライバー自身の運転記録や運転業務に関する情報収集のために活用され、月間の利用者数を示すMAUは2か月で1.8倍と増加しているとしている。

スマホアプリ「MOVO Driver」のスマートフォン画面

●トラックドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver」
Hacobuが提供する、トラックドライバーの仕事、働き方、繋がりを後押しするスマホアプリケーション。2023年6月、アプリリリース。今後、物流DXツール「MOVO」を利用する約54万人(※2)のドライバーの声やデータを参考に、継続的な機能リリースを予定している。将来的には、ドライバーのネットワークやコミュニケーションを後押しする機能等を実装予定。

■iOS
https://apps.apple.com/jp/app/movo-driver/id6449241698

■Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.movo.driverapp&hl=ja

※1:㈱Hacobu調べ。「MOVO Driver」内での、利用ユーザー90名を対象にしたアンケート調査(調査期間:2023年11月27日~2023年12月27日)。
※2:累計利用ドライバー数。利用者が「MOVO Berth」を利用する際に登録するドライバー電話番号の累計ID数