㈱アイオイ・システム(AIOI)は12月8日、物流倉庫で行うマルチオーダーピッキングに最適なマルチ可変型ピッキングカート「CPカート(※)」の受注生産を開始すると発表した。
同製品は、業界トップシェアのピッキングシステムのノウハウから生まれた、ポカミス“ゼロ”を目指すピッキングカート。シャッター式表示器バージョンやボタン押下不要のセンサ表示器バージョン等、顧客の環境や課題に合わせて、自由にカスタマイズできるとしている。
※「CPカート」は「Customizable Picking cart」、カスタマイズ(好みに合わせて設定を変更)が可能なカートという意味
2024年問題で社会からの不安が集中するトラックドライバーと並び、場合によってはそれ以上に人手不足と言われているのが、「仕分け」「ピッキング」工程と言われており、効率化・省人化システム検討をしている企業が増えている。少量多品種オーダーが増える中、現場に合わせてシステム化でき、物流倉庫内の業務効率の向上と作業の平準化に貢献するツールとして今回リリースした。
●CPカートの特長
AIOI製デジタルピッキング表示器を搭載し、現場に合わせた運用およびカートの設計が可能。ピッキングする商品の量やサイズ、通路幅は各々違うため、現場に合わせた最適なピッキングカートを提案する。投入間違いをなくすことで誤出荷防止につながるとしている。
・現場運用に合わせて自由設計が可能
・AIOI独自の省配線でシンプル設計、メンテナンス性が高く運用が簡単
・デジタルピッキング機能で作業?程を数値化し、DX化を推進
・シャッターアソートシステムSAS搭載で投入間違いを防止できマルチオーダーに最適
SASは最新型のシャッター付き表示器を活用し、ピッキング・仕分けミスを限りなく“ゼロ”に近づけることが可能で、種まき・摘み取りどちらでも対応可能な小口仕分けシステム。精度向上、効率向上、教育コスト削減、工程の数値化を実現できる。