三甲は12月5日、自動倉庫システム専用コンテナを等分する内箱を提供し、小物部品の効率管理を実現すると発表した。
伝動・制御・位置決め・ハンドリングのための機械要素部品、鋳物ソリューションを開発・製造・販売しているユーザーが、自社製品を効率良く管理・保管するため、自動倉庫システムを導入。そこで使用する専用コンテナへ部品を小分け収納するにあたり、コンテナ内を2分割および4分割できる内箱の提供を三甲に注文した。
●製品
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/SNコンテナB7NB.jpg)
平面2分割用として新規に開発。未使用時はネスティング保管でき、収納効率に優れるSNコンテナタイプを提案。コンテナ内を平面2分割×二段積み収納可能。
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/オリコンEP4B.jpg)
平面4分割用は既存品のオリコンEP4Bを提案。内倒れタイプのオリコンなので未使用時はコンパクトに折りたたみ可能。コンテナ内を平面4分割×一段収納可能。
●導入の効果①コンテナ内を無駄なく分割
新規開発したSNコンテナB#7NBは、同自動倉庫システム専用コンテナ向けに設計されたSNコンテナ。適切なクリアランスを確保してコンテナ内に2個並列でぴったりと収まるほか、SNコンテナB#7NBはコンテナ内で二段積みでき、最大4種の分割収納が可能。
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/に2個並列でぴったりと収まるSNコンテナB7NB.jpg)
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/EP4Bはコンテナ内で4個並列に収まるオリコン.jpg)
●導入の効果②内箱により、多くの作業が効率化
内箱での小分けにより専用コンテナへの収納・取り出し作業がスムーズに実施できる。また、専用コンテナのみならず内箱単位でも内容物を管理することができ、内箱による管理は多種多様な小物部品を収納する用途に最も適したシステムといえる。
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/内箱での小分けにより専用コンテナへの収納.jpg)
●導入の効果③通い函に適したSNコンテナとオリコン
SNコンテナはネスティング、オリコンは折りたたむことで減容化するため、高い返送効率を実現する。もちろん、保管時の省スペース化にも貢献する。
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/通い函に適した.jpg)
●導入の効果④背の高いタイプでも効率良く分割収納可能(SNコンテナB#7NB)
同自動倉庫システムには背の高い専用コンテナもあり、一般サイズと比較してプラス110㎜ある。SNコンテナB#7NBは背の高い専用コンテナでも同様に使用でき、三段積みまで収納可能。さらに多くの小分け収納が可能としている。
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/一般タイプのコンテナへの収納.jpg)
![](https://mf-p.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/背の高いタイプへの収納。3段積みまで可能.jpg)