㈱IHIは6月20日、同社グループ会社の㈱IHI物流産業システム(ILM)の提供する3次元ピッキングシステム「SKYPOD」が,6月5日に三井不動産㈱が初公開した、三井不動産ロジスティクスパーク船橋III内のEC自動化物流センターに採用されたことを明らかにした。
同センターは三井不動産が手がける三井ショッピングパーク公式通販サイト「&mall(アンドモール)」の物流拠点で、物流業界の2024年問題によるドライバー不足や物流センターにおける作業者不足等を解決する最先端の物流施設。不動産デベロッパーである三井不動産が,自動化倉庫を自社運営して蓄積したノウハウを,他のEC事業者へシェアリングすることにより、テナントの物流自動化や共同配送によるトラック積載率向上を推進する。ILMの3次元ピッキングシステム「SKYPOD」は、庫内の自動化や省人化を実現するため、出荷能力向上と作業コスト削減を目的として同センターに採用された。「SKYPOD」が実稼働する現場として国内で初公開となる。
ILMは日本国内で同システムを4件受注しており、物流現場における課題やニーズの解決にこれまで以上に貢献するため、ECをはじめとした様々な業種の顧客に向けて、今後も販売を拡大していくとしている。また,AI(深層学習)を活用したパレタイズ/デパレタイズロボットシステムや賞味期限自動読取システム等の最新技術と、自動倉庫、移動棚等の既存ラインアップを組み合わせた自動化・省人化設備により、総合的な物流ソリューション提供に取り組んでいくとしている。
●施設概要
名称:三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅲ(MFLP船橋Ⅲ)
所在地:千葉県船橋市浜町2-4-7
面積
・敷地面積:約1万7,800坪
・延床面積:約8万2,000坪(地上8階建)
ILMホームページ:https://ihi-logistics.com/product/detail?id=12
●ILM製品動画
https://www.youtube.com/channel/UC3bnQ8Its7bznBRpc9f-d8g