ゼブラ・ テクノロジーズ・ジャパン㈱は6月14日、親会社のゼブラ・テクノロジーズ・コーポレーションが、製造業の作業工程におけるトラック＆トレースと品質検査を可能にする固定型産業用スキャナ、およびマシンビジョンソリューションの日本での販売を開始したと発表した。
新ソリューションの日本展開はゼブラのビジネス構想に沿ったものであり、とりわけ製造業や倉庫業で拡大、進化する顧客企業のニーズに対応するもの。
同社は同日よりパシフィコ横浜ホールDで開催された「画像センシング展2023」で、固定型産業用スキャナとマシンビジョンを含む最新ソリューションの一部を展示した（ブースD-15）。
固定型産業用スキャナおよびマシンビジョンソリューションはシンプル、かつ直感的な操作性と優れた信頼性によって最大限の可視化を実現し、取得した画像を実用的な情報へとスムーズに変換する。今回発表したゼブラの柔軟なポートフォリオには7つのモデルがあり、それぞれが固定型産業用スキャナやマシンビジョンの独自の機能を搭載している。固定型産業用スキャナソリューションは1D/2Dバーコード、ダイレクトパーツマーク（DPM）、光学式文字認識（OCR）テキストの読み取りが可能となっており、生産性の向上および物資運搬の自動化をサポートし、倉庫、配送、返品プロセスの効率性を強化する。一方で、マシンビジョンスマートカメラは多種多様な独立した製造プロセスにおける品質検査の自動化に適しており、欠陥品の削減だけでなく、組み立てや追跡情報を検証することで生産性と品質を向上させる。
超堅牢なハードウェアを活用したゼブラの固定型産業用スキャナおよびマシンビジョンスマートカメラは、生産ラインや製品の移動プロセスを検査し、製造、倉庫、物流環境における品質向上に貢献する。企業は、高度な産業オートメーションプロセスを通じて効率と生産性を促進するよう設計されたZebra Auroraを活用することで、複雑さとコストを削減できる。また、今回の技術により顧客はソリューションの展開を加速させ、ニーズの進化に合わせて将来的に機能を追加することができる。
ゼブラは実績のある産業オートメーションのビジネスパートナーやシステムインテグレーターを対象に、定評あるPartnerConnectプログラムの専用トラックを新規導入している。それらの厳選されたパートナー企業は、いずれも固定型産業用スキャナ、マシンビジョン、オートメーションに関する深い専門知識を有しており、企業にとって最適なソリューションを提供することが可能としている。
