パナソニック コネクト㈱は5月30日、i-PRO㈱の独立した2つのカメラユニットを1台に搭載した屋外用の2眼マルチセンサカメラの取り扱いを開始すると発表した。

屋外用2眼マルチセンサカメラ

流通店舗の出入り口や駐車スペース、長い通路・廊下がある場所、複数の生産ラインが稼働している工場等では、1台のカメラでは行き届いた映像監視が難しく、2台以上のカメラを設置しなければならない現場が多くある。

同カメラは、通常の1台のカメラと同等の大きさのレンズを持つカメラユニットが2つ並べて搭載されており、それぞれのレンズの大きさを最大限に活かした、2方向の広い範囲を撮影することができる。通常のカメラを2台購入する必要があるシステム構成よりもコストを約30%抑えて設置することが可能(※1)で、現場に設置するカメラの台数を削減するほか、ネットワークLANケーブルの配線が1本で済むことで複雑になりがちな配線をすっきりさせ、設置工数の削減に貢献する。

ラインアップは、AIプロセッサ搭載の「Sシリーズ」2機種(8MP解像度、4MP解像度)とAIプロセッサ非搭載のエントリーモデル「Uシリーズ」1機種(4MP解像度)の3機種。

「Sシリーズ」2機種は最大4つのAIアプリケーション(※2)をカメラにインストールすることで画像解析カメラとして監視・防犯の強化や、業務効率化など様々な課題に対応する。

●主な特長
(1)異なる2つの画角の撮影を1台で実現


(2)高解像度で広範囲かつ細部の撮影にも最適


※1:パナソニック コネクト試算。
※2:AIアプリケーションは別売のオプション。