日本パレットレンタル㈱(JPR)は4月20日、2023年5月25日~26日の2日間に東京流通センター(TRC)で開催される「アジア・シームレス物流フォーラム(ASLF)2023」に出展すると発表した。同社は同展示会で国際間レンタルパレットサービスを展示する予定。

現在、国内のみならず輸出入貨物の輸送にも、繰り返し利用可能な容器や物流資材の利用が進んでいるが、国際輸送に使われたパレットから国内輸送に適したパレットへの積み替えが発生し作業負荷が課題となっているほか、使用後の空パレットの取り扱いや廃棄に手間とコストが発生している状況が見られる。JPRの提供する国際間レンタルパレットサービスAPP(アジアパレットプール)は、空きパレットの廃棄は不要なほか、日本国内用レンタルパレットを国際間輸送へ拡大利用することで、輸入時のパレット積み替えも削減する。また、JPRは、EU圏スタンダードパレットであるユーロパレットを日本国内唯一の認証販売代理店として取り扱いしている。

国際間でもシームレスな輸送を行える3つのサービス・パレットを同展で実物展示し、紹介する。

●展示商品・サービス概要
(1)国際間レンタルパレットサービス「APP(アジアパレットプール)」
国際間輸送専用のレンタルパレットを提供している。輸出国で借りて、輸入国で返却する、1枚1回当たりの定額料金でシンプルなレンタルサービス。APPを利用することにより、使い捨てパレットの購入や廃棄が不要になり、コスト低減が図れるほか、環境負荷も低減できる仕組み。
https://www.jpr.co.jp/demand/internal_rental/app/

「APP(アジアパレットプール)」

(2)日本国内用レンタルパレットサービスを国際間輸送でも拡大利用可能
海外で生産した商品を日本へ輸入する場合、日本国内用JPRレンタルパレットを国際間輸送に拡大利用可能。これにより、輸入後のパレット積み替えが不要となり、そのまま日本国内輸送に利用できるため、作業負荷もコストも低減する。JPRの国内用レンタルパレットはISO準拠の高強度・高品質で積載商品の事故リスクも低減する。日本から海外に向けた運用でも同様に利用可能。
※利用条件があるため、詳しくはJPRブースにて要問い合わせ。

日本国内用レンタルパレットサービス

(3)国内唯一のEPAL認証の販売者・JPRが提供する「ユーロパレット」
EU圏へ輸出には、EU圏内でそのまま使えるユーロパレットを利用した国際間輸送を勧めている。新品で熱処理済みなので、入手後すぐに使用可能。ユーロパレットは、ヨーロッパ輸入後にそのまま市場への輸送にも使用できるため廃棄が不要。環境意識の高い顧客に適しているスタンダードパレット。JPRは、EPAL(European Pallet Association)の正規販売ライセンスを日本で初めて取得したEPAL認定ディーラーとして、ヨーロッパ各国で使用されているスタンダードパレットを、EPALとの協力関係のもと海外より直輸入し、高品質かつ安定的に供給する。
https://www.jpr.co.jp/release/2022/release000782.html

「ユーロパレット」

JPRブースに展示するサービス・商品は、同展示会のセミナーでも講演する予定。セミナーの聴講は、公式サイトでの事前予約が必要。
https://ryuken-jmfi.or.jp/aslf2023/

●セミナー概要
セッション:4)国際物流&グローバル進出推進セッション
講演日時:5月25日(木)14:30~16:45(JPRの登壇時間は15:40~16:10)
セミナー会場:B会場(1階)
タイトル:国際間物流の課題解決に向けたご案内~レンタルパレットでスムーズな輸出入を実現!~
講師:日本パレットレンタル㈱ 海外営業部 海外営業グループ グループ長 石井義明氏

●開催概要
展示会名:アジア・シームレス物流フォーラム(ASLF)2023
開催日時:2023年5月25日(木)~26日(金)10:00~17:00
会場:東京流通センター(TRC)第2展示場 E・Fホール(1・2階)
出展ブース:1E-04
公式サイト:https://ryuken-jmfi.or.jp/aslf2023/