㈱ZMPは2月28日、複数台の無人フォークリフト（AGF）「CarriRo Fork(キャリロフォーク)」が協調して搬送業務を行うシステムを開発し、受注を開始した。
今回の仕組みは、ZMPのロボット管理プラットフォーム「ROBO-HIR(ロボハイ)」の群制御機能によって実現されているとしている。
同社によると、スペースが限られた倉庫では、保管効率を向上させるために搬送経路を最小化することが求められるほか、短時間で多数の荷物を入庫・出庫するためには、複数台のフォークリフトの利用が必要だとしている。今回開発したアルゴリズムでは、日本特有の狭い倉庫環境での複数台のフォークリフトの協調制御を実現。制限の多い環境下における無人フォークリフトの活用の場を大幅に広げることが可能となる。
また、ROBO-HIは外部接続インターフェースを提供しており、昇降機と連携した制御を行うことが可能。これにより、階をまたぐ、1階から上層階への入荷業務や、上層階から1階への出荷業務を実現できるとしている。
CarriRo ForkとROBO-HIを活用することで、既存の業務フローや置き場の配置、昇降機等の設備を維持したまま、短期間で搬送業務の自動化を実現することが可能としている。
