パナソニック コネクト㈱は2月20日、モバイルパソコン「レッツノート」法人向け「SR3」を2月下旬から順次発売すると発表した。

「レッツノート」法人向けモデル

同製品は、DFCI(デバイス ファームウェア構成インターフェイス)に対応しており、企業内にパソコンを導入/運用する際、企業の情報システム部門やIT担当者が通常手動で行うBIOS設定(カメラやBluetoothの設定、USBポートからの起動可否等)を、Microsoft Intuneを使ってリモートで行うことができる。これにより個々の企業が設定しているセキュリティ対応が容易になり、リモートワークの普及や高まるセキュリティニーズ等に日々追われている企業のIT担当者の負担を大きく低減する。また、多様な働き方やビジネスニーズに合わせて、5Gモデルやタッチパネルモデルも追加し、ラインアップを拡充する。

●主な特長
(1)IT担当者の初期設定や設定変更に費やす負荷を大幅に削減するDFCI対応
・国内パソコンメーカーで初めて(※1)、DFCI(デバイス ファームウェア構成インターフェイス)に対応
・Microsoft Intuneを使ってハード面の制御を行うBIOS設定が可能となり、個々の企業が必要とするセキュリティ設定をクラウド上で対応可能

(2)IT担当者の運用管理負担を軽減するセキュリティ対応
・「DFCI」、「Secured-core PC」、「Windows Hello Enhanced Sign-in Security」、「TRUST DELETE Biz」に対応

(3)5Gへの対応やタッチパネルモデルをラインアップに追加

●主な特長
(1)IT担当者の初期設定や設定変更に費やす負荷を大幅に削減するDFCI対応
・国内パソコンメーカーで初めて(※1)、DFCI(デバイス ファームウェア構成インターフェイス)に対応。

・Windows AutopilotとMicrosoft Intuneを使ってハード面の制御を行うBIOS設定が可能となり、カメラやBluetooth設定、Wi-FiやUSBポートからの起動の可否など、個々の企業が必要とするセキュリティ設定をクラウド上で対応可能。各端末のセキュリティを一定に保った管理が可能。

・IT担当者や情報システム部門が出社し、1台1台開梱、手作業でセットアップする工数を大幅に低減できる。IT担当者は、従業員の手元に届くようにパソコンの手配を行い、Windows Autopilotにプロファイルを設定するのみ。従業員も、パソコンのセットアップのためにオフィスに出社する必要はない。パソコンの電源を入れて、ネットワークに繋いでログインしたら、自動的に設定が反映。

Windows Autopilot利用のイメージ

・社内のセキュリティポリシーの変更などによる運用中のBIOSの設定変更も、IT担当者はリモートで対応可能。

BIOS設定変更のイメージ

■パナソニック コネクトのAutopilot支援サービス/DFCIデモンストレーション動画
https://players.brightcove.net/6055873611001/N02VEUsYtm_default/index.html?videoId=6320052723112

(2)IT担当者の運用管理負担を軽減するセキュリティ対応
・高速で安定性が高くセキュリティが強化されたWindows 11 Pro(Windows Hello対応)を搭載。

・Microsoft社が提唱するファームウェア攻撃からPCを守るデバイスセキュリティー要件「Secured-core PC」に標準対応。OS起動前のBIOSによる初期化中からスリープ時を含む稼働時までOSが主体となってセキュリティを確保。

・「Windows Hello Enhanced Sign-in Security」に対応。顔認証と指紋認証のユーザーの認証データを分離して保護し、そのデータが通信されるチャネルをセキュリティで保護することで、さらにセキュリティレベルを向上。

・パソコンの盗難や紛失時に、電源オフまたはスリープ中のパソコンでも、パソコン内に保存されている個人情報や機密データを、遠隔から消去できる遠隔データ消去サービス「TRUST DELETE Biz(HDD/SSD遠隔データ消去)」に対応。

(3)5Gへの対応やタッチパネルモデルをラインアップに追加
・「SR3」は、A4サイズよりも小さいフットプリントに、画面比率3:2の12.4型液晶と高性能CPUを搭載。高いモビリティと処理性能を両立した高性能コンパクトモバイル。

・ハイブリッドワークが普及し、高い通信性能がますます求められる働き手のニーズに対応し、5G対応モデルをラインナップに加え、拡充。受信時最大4.14Gbps/送信時最大0.66Gbpsの高速データ通信(※2)が可能になる。

・ローカル5Gにも対応し、ノンスタンドアローン(NSA)方式に加え、スタンドアローン(SA)方式にも対応。SIMカードに加えて、「eSIM」にも対応(※3)。1台で5G/LTE(公衆網)とローカル5Gネットワークを切り換えて使用可能に。eSIMを利用すれば、SIMカードの故障リスクも軽減できます。加えてPCとSIMカードとユーザの紐づけが不要となり、IT担当者の管理工数を削減。

・メールの閲覧や、プレゼンテーション時に便利なタッチパネル搭載モデルをラインアップ。

※1:2023年2月13日現在。自社調べ。
※2:通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではない。
※3:eSIMでの通信ができない場合もあるので、必ず契約の前に通信事業者に要確認。同社で動作確認済みの通信業者については、https://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/005175を参照ください。SIMカードは同梱しておりません。別途、通信事業者との契約が必要。

●法人向けレッツノート
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/letsnote

●Autopilot支援/DFCI
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_letsnote_pc-service_kitting_cloud

●製品概要
品名:ノートパソコン
愛称:Let's note(レッツノート)
シリーズ:SRシリーズ
希望小売価格(税込):オープン価格
発売日:2月下旬から順次発売
年間生産台数:32万台(レッツノートシリーズ全体として)