佐川急便㈱は2022年12月5日の改正航空法の施行によって解禁された「レベル4飛行」を見据え、1月11日より東京都青梅市でサンドラッグの商品(日用品、市販医薬品、食品等)をドローンで、店舗から指定場所までダイレクトに配送を行う実証実験を開始した。

同社はイームズロボティクス㈱、(一財)日本気象協会、㈱サンドラッグと共同で、2023年7月28日に東京都が実施する「都内におけるドローン物流サービスの社会実装を目指すプロジェクト」の選定を受け、山間地域の生活利便性向上および持続可能な配送スキーム構築を目指し、4者で協議を重ねドローン配送プロジェクトを共同で進めており、今回の実証実験はその一環となる。

期間中には、地域の小学校で児童および地域住民を対象としたドローン物流に関する教室を開催(1月26日開催予定)。2025年度中のドローン配送サービスの実用化を目指すとしている。

●実証実験の概要
地域住民等からサンドラッグのWebページや電話で注文された商品(日用品、市販医薬品、食品等)を、ドローンを活用し、最短で当日中に青梅市の二俣尾2丁目運動広場、御岳運動広場まで配送する。

(1)使用するドローンの機体:LAB6150(イームズロボティクス製)

機体サイズ(プロペラ込み):2,213mm×2,011mm×980mm
機体重量(バッテリ込み):14.9kg
最大ペイロード:10kg
飛行ルート:青梅市二俣尾2丁目運動広場から御岳運動広場まで(約4.8km)

(2)実施日および実施時間帯:2023年1月11日(水)~2月10日(金) 午前11時頃~午後4時頃、1日最大5往復(予定)

(3)プロジェクト実施者