プラスオートメーション㈱(+A)は12月5日、国内初のAGV型ロボットソーター「t-Sort」と立体型ロボットソーター「t-Sort 3D」を組み合わせ、澁澤倉庫㈱ 松戸営業所に導入した。

同営業所では、2021年2月よりt-Sort sd5のRaaSを活用しアパレル関連商品の仕分け(店舗別、返品、EC)を行っていた。今回、さらなる作業スペース利用効率の向上を目的に、一部機材を「t-Sort 3D」に入れ替え、かつソフトウエアをアップグレードすることで、処理能力を維持しつつ、機材使用スペースを70坪から30坪へと57%の省スペース化を実現した。+A の柔軟かつ機動的なサブスクリプション型サービス「RaaS」の特徴を最大限活用し、顧客課題を解決できた事例であり、さらなる改善に既に着手している。引き続き+Aはロボット導入後も顧客と併走し、さらなる効率化・高度化を共に考え、実現することであらゆる物流現場に貢献する。

●t-Sort sd5の従来運用と、t-Sort 3D/t-Sort sd5の連動型運用

従来のt-Sort sd5単体運用時は、平面の15仕分け間口に対し、約8m長のスペースを使用していた。今回t-Sort 3Dの導入により、高さ方向の空間の有効活用ができ、同じ間口数を 2mで対応。結果、作業者の歩行距離も大きく削減でき、スペース当たりの生産性は向上。

●「t-Sort 3D」の特徴
「t-Sort 3D」は、単体運用・連動運用が可能な立体型ソーター。最小ユニットは約3坪で60~90間口設置が可能。省スペース、少人数で大量仕分けができ、倉庫運営の課題であった高さ方向の空間有効活用を実現する。

・仕分先の多い EC オーダー別、細かい店舗向け、返品仕分けに最適。
・導入は置くだけで、据え付け不要。最短 1 日で即稼働が可。
・自社開発 WES「+Hub」でらくらく仕分け。誤仕分けゼロ。
・AGV連動で2,000間口の大規模仕分けが1系統で可。
・前工程のトータルピッキングも効率化。

「t-Sort 3D」