オリックス・レンテック㈱は12月2日、米国Skydio社製「Skydio 2+」および、ACSL社製「SOTEN(蒼天)」の産業用ドローンレンタルサービスを開始すると発表した。

これら2機種を追加した同社の産業用ドローンのラインナップは合計4メーカー、7機種になる。

「Skydio 2+」は独自のVisual SLAM技術(※1)により、従来のドローンでは飛行が難しい屋内や橋の下等、非GPS環境下においても安定した飛行が可能。また、機体上下に6つのカメラを搭載し、全方位の障害物を自動で回避する技術を備えている。

「Skydio 2+」

「SOTEN」は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が開発を推進し、ACSL社が商品化した国産ドローン(※2)。ISO15408(※3)に基づき、データの漏洩や抜き取りの防止、機体の乗っ取りへの耐性を実現する、高セキュリティーな機能を有する。また、2022年11月24日、国土交通省の「申請書類の一部を省略することができる無人航空機」に追加され、飛行許可申請を行う際に提出書類の一部を省略することが可能(※4)。

「SOTEN」

※1:カメラから得られる映像データから、自分の位置や姿勢と周辺の物体の位置情報を三次元で把握する技術

※2:NEDOプレスリリース:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101497.html

※3:製品のセキュリティー評価基準として定められた規格

※4:ACSLプレスリリース:https://www.acsl.co.jp/news-release/press-release/2651/

●各製品概要
製品名:Skydio 2+
メーカー:Skydio
サイズ(L×W×H※1):229×274×126mm
重量(※2):800g
カメラ:SONY IMX577 4K約1,200万画素
飛行時間:27分
最大伝送距離(※3):1km
最大風圧抵抗:約11m/s
動作温度範囲:-5~40℃
本体一式(※4)のレンタル料金(10日間):8万7,600円(税抜・送料別)

製品名:SOTEN
メーカー:ACSL
サイズ(L×W×H※5):637×560×153mm
重量(※6):1,720g
標準カメラ:動画4K対応 静止画時2,000万画素
飛行時間(※7):25分
最大伝送距離(※8):4km
最大対気速度:15m/s
動作環境温度:0~40℃
本体一式(※4)のレンタル料金(10 日間):14万6,000円(税抜・送料別)

※1:バッテリ含むアンテナを立てた状態
※2:バッテリ含む
※3:日本国内で使用する場合
※4:カメラ、バッテリ、送信機含む
※5:アーム展開時
※6:標準カメラおよびバッテリ含む
※7:標準カメラ搭載時、風速8m/s条件下
※8:障害物や電波干渉がない場合