㈱東北システムズ・サポートは9月6日、日本初(※1)のセパレート型RFIDリーダの発売から丸12年を迎え、ハンディタイプとしてはトップクラスの長距離読み取り性能を持ち、ユーザーが求める条件・環境に適したスペックを合計8モデルから選べる新たなセパレート型UHF帯RFIDリーダライタ「R-5000シリーズ」を発売した。

同製品は小型でありながら、10m超の通信距離(※2)を誇るハイパフォーマンスアンテナと、長時間の稼働にも十分に耐えられるバッテリを搭載しているほか、バーコードも読みたい、電波申請不要で使いたい、検証アプリが欲しいといった要望にも対応。運用レベルに合わせて構成を選べるため、DX化を進める企業をはじめ、より高度で新たな変革に取り組む企業を支援する。長期化する半導体不足の中、部品調達・製造体制を整え、短納期での対応を目指す。

新型RFIDリーダー「R-5000シリーズ」

●製品ページ
https://rfid.tss21.co.jp/product/r-5000/

●製品YouTubeサムネイル
https://youtu.be/WUDltrgY05g

●製品の特長
①ハイパフォーマンス
片手に収まる小型形状でありながら、10mを超える長距離読み取りと、従来製品を超える読み取りスピードを誇るほか、ガンタイプ等の大型のRFIDリーダでは読み取りづらい商品棚の奥や隙間には、本体を潜り込ませて読み取れるのも大きなメリット。高い読み取り性能と柔軟性で、短時間で効率良く作業できる、としている。

②長時間稼働できるバッテリー搭載
高密度化を図ったバッテリは、2,550mAhでありながら電圧を従来の約2倍に引き上げることで、5,100mAh相当の性能を実現。コンパクトサイズにパワーを凝縮し、長時間稼働に十分に耐えられるため、業務が途切れる心配は不要としている。

③デュアルユースデザイン
同製品はRFIDのみ、またはRFIDとバーコードの両方を読めるデュアルリーダモデルを用意している。モード変更ボタンでスキャン方式を瞬時に切り替えられるため、どちらもメインリーダとして使用可能。すでにRFID化を進めている現場はもちろん、RFIDとバーコードのデュアルユースシーンにも対応する。

R-5000シリーズの特長

※1:日本国内におけるBluetooth接続可能な手持ち型UHF帯RFIDリーダ単体機器として。2010年8月同社調べ。
※2:ICタグの種類や使用環境により異なる。

●製品概要
製品名:R5000シリーズ
周波数:916.8~923.4MHz
送信出力:高出力モデル:1W、最大30dBm
     特定小電力モデル:250mW、最大24dBm
対応プロトコル:ISO 18000-63、EPCglobal Class1 Gen2
バーコードスキャナ:1次元、2次元
接続可能OS:Android、iOS
インターフェイス:Bluetooth V5.1(SPP/HID/BLE)、USB Type-C
外形寸法:169.5mm×55mm×32.8mm(H×W×D)
重量:バーコードスキャナ搭載:260g、バーコードスキャナ非搭載:250g
バッテリー:2,550mAh 7.26V(5,100mAh 3.6V相当)、充電式リチウムイオンバッテリ(着脱可能)
保護等級:IP65
価格:オープン価格

●サポート体制
国内対応のアフターサポートをはじめ、導入に際しての運用プランの提案、アプリケーション開発のためのSDK提供、RFID機器の利用における電波利用申請のサポートといった体制を整えている。