アステリア㈱とStibo Systems㈱は9月5日、Stibo Systemsのグローバル認定パートナー制度「ワン・グローバル・パートナー・プログラム」(OGPP)を締結し、将来的なグローバル市場への展開を見据えた戦略的協業に合意したと発表した。

これにより、より実効性の高いマスタデータに基づく本質的なデータドリブン経営を支え、DX、M&A、ESGなど企業が取り組むべき戦略や課題の実行力を高めることに貢献する。

●OGPP締結の概要

データプラットフォームイメージ

アステリアが提供する、企業データ連携(EAI/ESB)製品のソフトウェア国内市場で15年間連続シェトップ(※)を継続しているデータ連携ツール「ASTERIA Warp」と、モバイルアプリ作成ツール「Platio」はノーコードで現場業務の効率化を実現するソフトウェアとして幅広い業界のDXに貢献している。また、Stibo Systemsが提供するSaaSネイティブなローコード製品「Stibo Systems MDM」は世界のマスタデータマネジメント(MDM)市場をリードするテクノロジープラットフォームとして、750社超のグローバル企業に採用されている、としている。

※出典:テクノ・システム・リサーチ社「2020年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携を司る製品カテゴリーを指す。

今回のOGPPの締結により提供されるデータプラットフォームは、単なるソフトウェア製品同士の組み合わせでなく、両社のテクノロジーの特長を活かすことで非IT部門も当事者としてデータと関わりを持ち、企業内に新たな仕事の進め方をもたらす、としている。

今回の協業は、そうした本来あるべきMDMの姿を実現する最適な組み合わせであり、両社のソフトウェアに共通する利便性の高いUI/UXに加え、SaaS、ローコード・ノーコードの特長を活かすことで効率的にプラットフォームを導入し、ビジネス部門によるMDM業務の内製化が可能になる。さらに、社内のあらゆるシステムとの連携だけではなく、マスタデータの生成過程から利活用に至るまでの様々なビジネスプロセスにもタッチポイントを提供。その結果、企業におけるマスタデータの実効性が飛躍的に高まるだけでなく、M&A実施の際にも企業間でのマスタデータの連携をスムーズにする等、企業活動を通じて得られる情報の精度と将来にわたる有用性の高まりは、データドリブン経営として大きな変革をもたらす礎となる、としている。