八木工業/Mujin、バラ積みピッキングを自動化

㈱Mujinは6月14日、八木工業㈱がバラ積み部品のピッキングおよび加工ラインへの供給工程を、3Dピッキングロボット「PickWorker」を用いて自動化したと発表した。

八木工業は自動車部品および機械部品の製造を行われており、鍛造・熱処理・機械加工を含め一括生産されることで、高品質・低コスト・安定供給を実現している企業。

同社は労働人口減少に伴う将来的な人手不足のリスクを考慮し、省人化を検討。その中で人手で行われていた部品供給作業の自動化方法を模索していたところ、Mujinを知り技術力の高さ・実績の豊富さでPickWorkerの採用を決めた。

●自動化工程の仕組み
（1）メッシュパレット内にバラ積みされたハブベアリング外輪部品を3Dビジョン「MujinVision3D」で認識

（2）知能ロボットコントローラ「Mujinコントローラ」により動作制御されたロボットアームが、部品をピッキングし、仮置き台へ配置

（3）Mujinコントローラで制御された2Dカメラが、部品の回転位相と表裏を確認し、持ち替え

（4）ロボットアームが、部品を整列供給

導入後の改善は、Mujinの遠隔サポートを適宜利用し、八木工業主体で進め、エラー率0.2%を達成し、高い生産性を実現した。今後もさらなる効率化・品種追加を予定している。