ユーピーアール㈱（upr）は6月9日、パレット枚数をスマートフォンで瞬時に識別しカウントする「パレットファインダー」を開発し、住宅設備機器メーカーのＴＯＴＯ㈱と実証実験を開始すると発表した。
物流業界では、パレットの種類や色、枚数等を目視でカウントし、システムに手動で入力している現場が多く、そのために多大な時間を要し、作業者の負担となっている。
「パレットファインダー」は、AI画像処理技術（特許・商標出願中）を用いてスマートフォンのカメラでトラックに積載されている、もしくは床に平積みされているパレットを撮影するだけで、瞬時に“どの色・種類のパレットが何枚あるか”をカウントできるアプリケーション。読み取ったデータは外部のクラウドサーバ等へデータ伝送される。
同システムを利用することで、パレット枚数カウントの工数削減やデータ管理の簡略化が可能で、物流のDX化による業務効率化、負担軽減に貢献できる。
uprはＴＯＴＯからの「業務改善のため目視でカウントしているパレットの枚数をデータ化したい」との要望から、カメラを活用した同システムを開発した。今年7月よりＴＯＴＯの複数拠点で実証実験を開始し、同年秋頃の本格導入を目指す、としている。
