プラスオートメーション㈱(+A)は5月26日、t-Sort OPS(Order Picking System)の「RaaS」(Robotics as a Service)の提供を開始した。

従来の t-Sort は+Hub(+A 独自開発システム)と組み合わせてソーティング作業に使用されていたが、今回+Hubの機能を拡張することでピッキング作業にも活用できるようになった。複数の荷主やECシェアリング倉庫におけるピッキング作業に最適。第1弾として、t-Sort OPSは㈱富士ロジテック・ネクストの神奈川県厚木市および座間市の2拠点へ導入された。

●動画
https://youtu.be/0gTHgwn2c28

図表1:富士ロジテック・ネクスト 東名厚木倉庫t-Sort OPSの作業エリア
図表2:富士ロジテック・ネクストt-Sort OPS作業エリア図面、およびt-Sort OPS一般工程フロー

t-Sort OPSは商品と棚位置の情報を+Hubに効率的に登録することで、多品種SKU に対応。図2のように+Hub がWMSから取得したオーダーをロボット1台ごとにアサインし、ロボットが各ピッキングステーションに向かう。オーダーをタブレットで確認した作業員が商品をピッキング、ロボットへの搭載を行う。その後ロボットが、商品を梱包工程まで搬送し、作業別の仕分けが完了する。t-Sort OPSは作業者の歩行距離・時間の削減、省スペース化、レイアウト変更の柔軟性等、作業性向上に寄与する。