(株)椿本チエインは4月1日より、マイナス80℃の環境下で試薬やDNA等の生体試料を保管する小型自動保管庫「ラボストッカ80mini」の販売を開始した。
同社はワクチンや治療薬などの医薬品開発用の試薬や生体試料(細胞、血液、DNA)を、低温下で安定した品質で長期保管し、必要に応じて迅速かつ正確にピッキング搬送する「ラボストッカ」を2002年に発売。以降、低温試料自動保管庫をシリーズ展開し、国内外の多くの研究機関、大学、製薬会社等で採用されている。
今回、新発売する「ラボストッカ80mini」は、研究室内等の限られたスペース内で低温試料自動保管庫を採用したい顧客の要望に応え、小型かつマイナス80℃の環境下での試料自動保管を実現したもの。試料を迅速に入出庫できるロボットシステム、移載・ピッキングロボット技術、温度管理技術等を駆使し、大切な試料の品質を確保。さらに、ヒューマンエラーの防止、作業の効率化、作業環境の改善にも貢献する。
●仕様
サイズ:幅2,100×奥行き1,080×高さ1,940(mm)
保管容量:約1万2,000本(96well 1.0ml tube)
装置重量:約1,000kg(本体のみ)
装置電源:商用電源 AC200V
用途:創薬研究機関、大学研究機関等での試薬、生体試料(血液、DNA)の低温保管と自動入出庫用
価格・納期:都度見積り
販売計画:2022年度10台、2025年度50台