カウネットを中心とするコクヨグループの物流機能を担うコクヨサプライロジスティクス㈱(KSL)は10月8日、2026年度「物流×産学官連携プロジェクト」を始動したと発表した。同プロジェクトでは、名古屋学院大学と9月17日に、千葉商科大学と10月6日に、それぞれキックオフを迎えた。今年度は地域のパートナー企業や行政機関と連携した「共創のエコシステム」をさらに発展させ、持続可能な物流の実現と次世代人材の育成に貢献することを目指す。

少子高齢化や2030年問題、EC需要の拡大等を背景に物流業界が大きな転換点を迎える中、社会インフラとして不可欠な物流の価値と魅力が十分に伝わっていないという課題がある。同プロジェクトは、学生たちの「外からの新しい視点」を取り入れ、新たな気づきを得ることで持続可能な物流の実現に貢献するほか、大学生の学びを支援し、物流業界への理解と関心を深めることを目的としている。
KSLは2021年から大学との産学連携を開始している。2026年度は、2025年度に構築した地域のパートナー企業・行政機関・地域社会との「共創のエコシステム」を継続・発展させ、より多角的な視点と実践的な学びを提供するアプローチを推進していく。
(1)中部エリア(名古屋学院大学)
2025年度から開始した名古屋学院大学経営学部杉浦礼子ゼミナールとの取り組みでは、今年度も引き続きキムラユニティー㈱と連携し、物流課題の発見・改善提案に取り組む。さらに、中部運輸局 愛知運輸支局の後援、三菱UFJ銀行の協力のもと、地域企業・行政機関・金融機関と連携した「産学官連携」の共創エコシステムを継続する。
※キックオフ時のリリース
https://www.kokuyo-supplylogistics.com/news/2026/09/-2026.html
(2)首都圏エリア(千葉商科大学)
2021年から継続している千葉商科大学との取り組みでは、今年度より新たに日本出版販売㈱(日販)が参画し、さらにAIスタートアップ企業のPrimePath㈱がオブザーバーとして参加する新たな協力体制を構築した。これにより、出版物流と文具・通販物流という異なるフィールドを掛け合わせた、より多角的な視点での課題解決を図る。
また、今年度は本活動の趣旨に賛同した㈱三井住友銀行からの協力のもと、学生により実践的な学びの機会を提供する予定。
①テーマは『リアルな現場から探そう!AI×現場見学でつくる「AI活用アイデア」提案』
学生はPrimePathによるAIレクチャーで得た視点と、KSLおよび日販の物流センター見学で見つけた現場のリアルを掛け合わせ、両社へ「AIを活用して解決・進化できる課題とアイデア」の提案を目指す。
10月6日にはキックオフを開催し、プロジェクト全体の目的を参加者間で共有した。当日は、両社の物流拠点(KSL:首都圏IDC/日販:N-PORT新座)の概要説明および現場見学を実施し、実際の物流現場を見ることで、学生は課題に対する理解を深めた。今後は、大下ゼミに所属する学生たちがグループに分かれ、KSL・日販社員とのディスカッション等を交えながら現場で見つけた課題について研究会等を通じて深掘りを実施する。中間報告会を経て、2026年12月の最終報告会にて解決策や提案を最終成果物として発表する予定。
②プロジェクト概要
期間:2026年10月~2026年12月(3か月間)
スケジュール:
2026年10月6日(火):キックオフ・現場見学会(KSL首都圏IDC、N-PORT新座)
2026年10月22日(木):社員ディスカッション①
2026年11月12日(木):中間報告会
2026年11月26日(木):社員ディスカッション②
2026年12月10日(木):最終報告会
参加機関:
コクヨサプライロジスティクス㈱
千葉商科大学 サービス創造学部・大下 剛准教授ゼミ
日本出版販売㈱
PrimePath㈱
対象:千葉商科大学 サービス創造学部・大下ゼミ所属学生 19名
協力:㈱三井住友銀行


