ブックオフグループホールディングス㈱は4月13日、同社子会社でリユースショップ「BOOKOFF」等を運営するブックオフコーポレーション㈱が㈱ファミリーマートと共同で、衣料品・雑貨回収ボックス「R-LOOP(アールループ)」をファミリーマート店内に設置する実証実験を同日より開始すると発表した。

リユース・リサイクル事業による循環型社会の実現を目的とした今回の実験は、住宅街に近い東京都世田谷区・杉並区を中心とした約30店舗で実施。生活動線上で手間なく手放せることによる生活者の利便性やニーズ、環境への貢献度等を検証した上で今後の全国展開を検討し、「すてない社会」を目指していくとしている。

●地域の廃棄物削減による「すてない社会」を目指し生活の身近な場所からサーキュラーエコノミーを実現
現在の日本では、約56万トンもの衣料品が家庭から可燃・不燃ごみ等として排出されており、廃棄量を削減しサーキュラーエコノミー(循環経済)を実現していくことが重要視されている(※1)。「2030年度時点において、家庭から手放される衣料品のうち、廃棄されるものを2020年度比で25%削減する」目標が閣議決定され、環境省が発表したアクションプランでは全国どこでも分けて出せる回収システムの構築と受け皿の整備が求められている(※2)。

※1:環境省「令和6年度循環型ファッションの推進方策に関する調査業務」報告書概要版(2025年7月)
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/goodpractice/materialflow_reiwa6.pdf

※2:環境省「循環型ファッションの推進に向けたアクションプラン」(2026年2月)
https://www.env.go.jp/content/000383410.pdf

●ファミリーマートに不要品回収ボックス「R-LOOP」を設置。生活導線上で手間なくリユース
今回、2026年2月に締結した伊藤忠商事㈱との資本業務提携における「ファミリーマート店舗網を活用したリユース品の仕入強化」の具体的な内容として、「R-LOOP」をファミリーマート店内に設置する実証実験を4月13日から開始する。

ファミリーマートは全国1万6,400店以上の店舗網を有し、家庭の余剰食品を回収し地域の支援が必要な人へ届ける「ファミマフードドライブ」をはじめとした地域社会に貢献する活動を推進している。生活導線上にあるファミリーマートに「R-LOOP」を設置することにより、買い物ついでに「入れるだけ」という手軽なリユース・リサイクル体験を通じて、地域の廃棄物排出量の削減を目指すほか、生活者に「すてない」という新たなライフスタイルを提案。生活者の利便性やニーズ、環境への貢献度等を検証した上で、将来的には設置店舗の拡大により年間約4,000トンの衣料品廃棄削減を目指していく。

●実施店舗
https://www.bookoff.co.jp/info/news/2026/rloop0413.html

●実証実験における主な検証項目
今回の実験では、以下の3つの観点から「コンビニ発の循環型モデル」の有効性を検証していく。

①エリア・立地ごとの回収量およびニーズの把握

②店舗スタッフの負担を最小限に抑えた運用フローの構築

③物流効率の最適化および環境負荷低減効果の算出

●回収できる品物(一度回収した品物は返却不可)
①衣料品全般
・著しく汚れているもの、汚物がついているものは回収不可。
・使用済みのマスクや下着・肌着類は回収不可。

②ファッション雑貨、生活雑貨、おもちゃ・ぬいぐるみ、スポーツ用品等
・廃棄物、または破損等でそれ自体が使用できないものは回収不可。
・電源コードが付いている家電類、バッテリーが内蔵されているものは回収不可。
・刃物等の危険物、火器類など発火の恐れがあるものは回収不可。
・飲食物、化粧品、液体物は回収不可。