ハコベル㈱は12月19日、㈱Azoopが運営する運送業務支援システム「トラッカーズマネージャー」を対象とした吸収分割契約を締結し、2026年2月1日より事業を承継すると発表した。今回の承継により、ハコベルは物流を支える運送事業者に対する経営支援機能を一層強化し、物流業界の持続的発展へのさらなる貢献を目指す。

ハコベルは、ビジョンに「物流を持続的に発展させるプラットフォームを創る」を掲げ、運送手配マッチング事業と物流DXシステム事業を展開。それらの事業を通じて、運送事業者や荷主、3PL事業者など様々な立場で物流を支える顧客の課題解決に向き合ってきた。

昨今、物流業界では2025年4月の物流関連二法改正を受け、様々な取り組みが進められている。2026年4月以降の特定荷主等での物流統括管理者(CLO)設置義務化等が注目されている一方、今後はトラック新法の段階的施行等が予定されており、運送事業者にも影響が及ぶ見込み。運送事業者は日本の物流を支える存在だが、特に中堅・中小規模の事業者においては投資余力や人的資本が限られているのが実情であり、業界構造や経営環境の改善を目途とした法改正にも関わらず、その対応が負担となりかねない状況にあるため、同社は、運送事業者の経営効率向上に資するソリューションを拡充し、事業環境を取り巻く変化への対応を支援することがビジョン実現に繋がるとの考えのもと、他社との協業を含め様々な方法を検討してきた。

「トラッカーズマネージャー」は、運送事業者やメーカー物流子会社、3PL事業者等の経営効率化を支援するシステムであり、同社の既存顧客・運送パートナーに対して提供価値の拡大が見込まれるほか、従来「トラッカーズマネージャー」を利用されてきた運送事業者に対しては、運送手配マッチング事業を通じた事業機会の拡大という価値提供も可能。事業運営を一元化することでこうしたシナジーを最大化できると考え、同社が当該事業を承継し、「トラッカーズマネージャー」の運営を担う運びとなった。

ハコベルは、「トラッカーズマネージャー」と、Azoopが展開する中古トラック売買プラットフォーム「トラッカーズオークション」との連携を今後も継続するほか、同社の既存サービス「ハコベル配車管理」との連携も進め、様々な規模の運送事業者に対して、経営効率のさらなる改善を支援していく。

●「トラッカーズマネージャー」
運送会社の収益性・業務効率向上ならびに法令遵守の取り組みを支援する運送業務支援システム。車両管理機能・運行管理機能を有しており、従来Excelや紙ベースで行われてきた車両・ドライバー・運行の各種情報管理をクラウド上で一元化するほか、請求・売上管理も同一システム上で行うことができる。さらに、トラック1台あたりの収益を集計・可視化する。これらの機能を通じて業務効率改善ならびに車両あたりの収益性向上が図れるほか、車両状態等の適切な管理によるメンテナンスコストの低減や、労務管理等を含む監査対応・法令対応にも寄与するため、多くの運送会社から支持されている。