ROBO-HI㈱は12月17日、工場・港湾の物流向け販売パートナー企業を全国で募集開始すると発表した。

同社は丸紅㈱の合弁会社であるAiRO㈱と、東京国際空港(羽田空港)において自動運転トーイングトラクター「RoboCar Tractor 25T」によるレベル4の貨物搬送を実用化した実績を踏まえ、喫緊の社会的な課題である人手不足解消と生産性向上に貢献するため、空港以外の大規模な構内物流・横持ち運搬(物流倉庫、工場、港湾等)分野での自動化ソリューションの全国展開を本格化する。これに伴い、「RoboCar Tractor 25T」およびマルチベンダー・ロボプラットフォーム「ROBO-HI OS」を活用したトータルソリューションの販売を担う全国のパートナー企業の募集を開始する。

レベル4走行の様子

RoboCar Tractor 25T

近年、物流・製造現場における人手不足の深刻化に伴い、数百キロ~1.5トン程度の軽量・中量物の搬送自動化(AGV、AMR、AGFなど)は普及が進んでいる。しかし、5トン~最大30トン規模の鉄鋼、建材、金型、港湾コンテナ等の「超重量物搬送」については、高負荷による耐久性や走行の安全性、運用管理の複雑さから、自動化ソリューションがほとんど整備されていないのが現状。その未開拓領域に対して、同社は空港における貨物コンテナ自動搬送の実証実験(2019年~)で7年間にわたり培った「自動運転レベル4」の技術を応用し、超重量物搬送に特化した「RoboCar Tractor 25T」を製品化。この革新的なソリューションを全国の工場・物流拠点に展開し、市場を共に創造する強力なパートナー企業を募集する。

●超重量物搬送 自動EVけん引車「RoboCar Tractor 25T」
https://www.robo-hi.jp/robocar/robocar-tractor

●想定される導入事業者と代理店の商機
①鉄鋼資材の倉庫管理・物流事業者
②建材の倉庫管理・物流事業者
③金型の倉庫管理・物流事業者
④重機・建機の保管・搬送事業者
⑤港湾・鉄道・工場におけるコンテナ輸送・荷役事業者