愛知機械テクノシステム㈱は12月16日、江崎グリコ㈱の子会社である関西フローズン㈱の広島支店の新築移転に合わせ、-25℃の冷凍倉庫に対応した無人搬送車(AGV)を納入すると発表した。

冷凍環境下での重量台車の搬送を自動化し、倉庫管理システム(WES:Warehouse Execution System)と連携することで、冷凍倉庫業務の効率を大幅に改善するほか、作業員の負荷軽減と安全性向上を実現する。

●納入するAGV

低温DBタイプ

●AGV導入概要
①共同開発:冷凍倉庫の運用知識を持つ関西フローズンとAGVの製造を手がける愛知機械テクノシステムが、それぞれの持つ技術や経験を融合し、冷凍環境に対応した仕様を共同で開発した。

②技術的な工夫ポイント:
・-25℃の冷凍環境でも安定してバッテリ性能を維持できるよう設計した。
・結露や凍結によるセンサの誤動作を防ぐ仕組みを組み込んだ。

③運用モデル:搬送と荷役作業を自動的に連動させることで、冷凍庫内の作業を効率的かつ安全に進められる仕組みを整備した。

●導入による効果
①搬送作業の自動化による労働環境の改善
従来、人力で行っていた-25℃環境下の重量台車を牽引する作業をAGV6台で自動化する。年間で約4,928時間(1日換算13.5時間)の作業時間を削減し、作業員の方の腰痛や凍傷リスクを低減する。

②作業効率の向上とトラック荷待ち時間の短縮
搬送作業の効率化により、トラックの待機時間を短縮する。短納期への対応力を高める。

③AGVとWESの連携
台車の位置情報を自動で呼び出し、目的地まで搬送する。ベテラン作業員の暗黙知に依存した「属人化」を解消する。冷凍環境下で社員が作業する時間を短縮し、働きやすい環境を整備する。

④出荷ミスの削減
出荷ミス率をほぼゼロに近づけることで、作業ミスを減らし、物流品質を向上させる。

⑤エネルギーと運用コストの最適化
搬送作業の自動化により、エネルギー利用と運用コストを最適化する。