SHOPLIST㈱は10月28日、EC事業者様の抱える複雑な物流課題を解決するため、複数の販売チャネルへの出荷対応、物流コストの最適化、365日稼働による柔軟な物流波動対応を強みとする出荷代行サービス『Shoplist Direct』を、2026年1月より本格的に提供開始すると発表した。

SHOPLIST LOGISTICS CENTER(神奈川県相模原市)

●提供背景:高まるEC需要の裏側にある物流の壁
同社によると、ファッション通販サイト「Shoplist」の運営を通じて、複数のECモールや自社サイトといった多岐にわたる販売チャネルを展開する中で、複雑な物流課題に直面してきたとしている。近年のEC市場の拡大に伴い、EC事業者は「人手不足」「配送料の高騰」「販売チャネルの多様化に伴う出荷の複雑化」といった、深刻な物流の課題に直面している。特に、急な注文増加(物流波動)への対応や、アマゾン、楽天市場、自社ECなど複数チャネルの在庫・出荷を一元管理できないことが、機会損失や業務効率の低下を招いていた。そうした課題を解決し、EC事業者が「販売促進」というコア業務に集中できる環境を提供するため、同社は今回のサービスの開発・提供に至ったことを明らかにしている。

●「Shoplist Direct」の主な特徴と強み
同サービスは、EC事業者が直面する主要な物流課題にダイレクトに応える3つの強みを軸に構成されている。

①複数の販売チャネルの出荷に一括対応
複数のECモールや自社サイトからの注文情報に合わせた出荷対応を実現することで、複数拠点へ在庫が分散することによる販売機会ロスを無くす。

②徹底的な効率化による物流コストの削減
ECモール「Shoplist」の運用で培ったノウハウやリソースを活用することで、庫内オペレーションや梱包資材/配送会社の最適化を行い、顧客の物流コストを圧縮する。

③柔軟な物流波動に対応する365日稼働体制
セール時期や季節のイベント等で注文が急増する「物流波動」に対して、365日体制で柔軟に対応する。出荷遅延による顧客満足度の低下を防ぎ、安定した配送品質を維持する。

●「Shoplist Direct」で解決したい課題、提供したい価値
同サービスは、EC事業者様が抱える「販売機会ロスの削減」と「物流コストの圧縮」を実現する。煩雑な出荷業務をアウトソーシングすることで、人件費・固定費の削減に貢献するほか、本来注力すべき商品企画やマーケティング、販売促進活動にリソースを集中できるようになるとしている。