アサヒロジスティクス㈱は7月24日、同社の取り組みである「物流のドライバー不足は人材育成で解消!業界の未来を支える、充実したドライバーデビュー支援」が、日本の人事部「HRアワード2025」(主催:「HRアワード」運営委員会、後援:厚生労働省)の企業人事部門に入賞したと発表した。
なお、7月15日より、「HRアワード」公式サイトにて、最優秀賞・優秀賞候補を選出する投票受付が始まった。今後、全国37万人の企業人事担関係者から投票が行われ、最優秀賞が選出される。
●日本の人事部「HRアワード」とは
人・組織に関する取り組みを対象にした表彰制度。優れた取り組みを表彰することによって人事パーソンに新たな知見やノウハウを共有し、全国の企業の発展につなげていくことを目指している。最優秀賞・優秀賞は、全国の「日本の人事部」正会員による投票で決定。今年で14回目を迎え、公正な運営方法と人事パーソンが選考に携わる納得感から、HR関連で最も権威ある賞として、多くの人事に支持されている。
「HRアワード」公式サイト: https://jinjibu.jp/hr-award/
投票先:https://jinjibu.jp/gfrm/eventEnquete/award-25-0001/form/
●アサヒロジスティクスの取り組み
「物流のドライバー不足は人材育成で解消!業界の未来を支える、充実したドライバーデビュー支援」について
物流業界では深刻なドライバー不足が大きな課題となっており、時間外労働上限規制(いわゆる「2024年問題」)がさらにこの課題を加速させている。
アサヒロジスティクスは10年前から「育成によるドライバー創出」を基本方針に掲げてきた。これは、待遇競争や同業他社からの引き抜きといった“獲得競争”とは一線を画し、業界全体の持続的な発展を目指すもの。この「業界の未来を支える、充実したドライバーデビュー支援」としては、主に以下の3つの施策に取り組んでいる。
①退職金・住宅購入支援、管理職登用の明確化等による職業イメージの向上
②自社研修センターの保有や免許取得支援制度、完全AT車化などの未経験者向け支援
③女性専用トラックの開発やサポートチームによる、環境の改善に努める女性ドライバー向け支援
これらの取り組みにより、ドライバー在籍数は2023年3月末の2,340名から2025年3月末には2,731名へと、2年間で17%増加した。女性ドライバー在籍数は同期間で140名から223名に増加しており、女性ドライバー比率は全体の8.2%を占めている。これは業界平均の3.4%を大きく上回る数字となっている。

