レンゴー㈱は7月3日、段ボール原紙・紙管原紙・チップボール、段ボール製品・紙器製品の価格改定を実施すると発表した。
世界的なインフレや関税政策の影響等を背景に、原燃料、諸資材価格は上昇、高止まり傾向が継続。さらに、賃上げの実施や人手不足の深刻化を背景とした労務費の上昇、物流コストのアップ、パートナーシップ構築宣言に則った協力会社からの価格改定要請への対応、また、設備の維持修繕費用の高騰、環境対策の実施等、バリューチェーン全般にわたるコスト構造の変化が続いている。
このような状況の中、同社では内部努力によるコスト吸収の努力を続けているが、安定供給、品質維持のためには価格改定をお願いせざるを得ない状況となっている。価格改定は下記の通り。
●実施日・改定幅
◎段ボール原紙・紙管原紙・チップボール
実施日:2025年10月1日納品分より
改定幅:現行価格より10円/kg以上
◎段ボール製品・紙器製品
実施日:2025年10月1日納品分より
改定幅:原紙価格改定分に、段ボール工場、紙器工場でのコスト上昇分を加えて個別提示。

