プロロジスは5月16日、全世界の従業員が一斉にボランティアに取り組む「IMPACT Day(インパクトデー) 2025(※)」を実施した。
130名を超える従業員が関東と関西に分かれて活動を行った。
13回目の実施:昨年に引き続き千葉県で森林保全活動、大阪湾の生き物を調査
プロロジスは5月16日、全世界の従業員が一斉にボランティアに取り組む「IMPACT Day(インパクトデー) 2025(※)」を実施した。同社は毎年5月に「IMPACT Day」を実施しており、今年で13回目となる。
「IMPACT Day」では、全世界のプロロジス従業員がオフィスを離れ、教育や福祉、環境等に関連する各種NPO団体と協力し、各国でボランティア活動に従事するもの。日本では130名を超える従業員が関東と関西に分かれて活動を行った。

●関東における活動
プロロジスの東京オフィス、およびプロロジス・リート・マネジメントの従業員は、昨年に引き続き、特定非営利活動法人森のライフスタイル研究所と協働し、社会福祉法人光明会が運営する知的障がい者支援施設で森林保全活動を行った。
前回は、台風や病害虫の被害を受けた里山に桜やスギ、カエデなど約1,000本を植樹。その後、苗の植え付けや作物の収穫を行った。活動は、社会福祉法人東京都社会福祉協議会 東京ボランティア・市民活動センター主催の「第10回企業ボランティア・アワード」で評価され、「大賞」を受賞した。
今回は昨年植樹したエリアで下草刈りを行い、木々の成長を支える活動に取り組んだ。植樹した苗木は約15年後に大木へと成長し、環境保全上多くのメリットをもたらすほか、その木々は薪材にもなり、障がい者支援施設利用者に「薪割り作業」という仕事を作ることができる。ほかにも、サツマイモの苗の植え付けやにんにくの芽の収穫、そら豆の袋詰めに従事。同支援施設で作られた菓子の販売も行われた。
●関西における活動
プロロジス大阪オフィスの従業員は、関西国際空港近くの海岸で、大阪湾に生息する生き物の調査を行った。プロロジスは、「特定非営利活動法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター」と協働し、波有手海岸(大阪府阪南市)をプロロジスの担当として2015年から調査に参加。エリア一体の清掃や、生き物の分布調査・記録を行っている。
同活動は、戦後の経済成長期において大阪湾の生物生息環境が悪化する中、「大阪湾環境再生連絡会」が、各地の湾岸生物を調査することを目的として2007年より行っているもの。行政・大学を含む様々な団体や一般市民が参加して、湾岸一帯の「一斉調査」として行われており、民間企業として単独参加しているのはプロロジスのみとしている。


※「IMPACT」…プロロジスの基本理念である「Integrity(誠実)」「Mentorship(メンターシップ)」「Passion(情熱)」「Accountability(説明責任)」「Courage(勇気)」「Teamwork(チームワーク」の頭文字を組み合わせた言葉。「IMPACT Day」におけるボランティア活動は、この基本理念を体現している。