国土交通省は4月9日、「物流拠点の今後のあり方に関する検討会」において報告書を取りまとめ、公表した。

同省によると、物流2024年問題等に社会が直面する中で、地域全体の産業インフラである物流拠点へのニーズの変化、アセットの老朽化、物流拠点の役割や供給方法の多様化等の状況の変化も踏まえ、物流拠点に係る政策のあり方を検討するために、「物流拠点の今後のあり方に関する検討会」を2024年10月から開催してきた。

今回、同検討会における計4回の議論を経て、「『物流拠点の今後のあり方に関する検討会』報告書」をとりまとめた。

同報告書で示す今後の政策の方向性等を踏まえて、物流拠点に係る政策を進めていくとしている。

●取りまとめの概要 ※詳しくは以下URL要参照

<物流拠点が直面している課題>
 ①全体最適を見据えた政策的な物流拠点の配置
 ②トラック輸送の変容(中継輸送等)への対応
 ③物流拠点の老朽化
 ④沿岸部の物流拠点における供給量不足
 ⑤地域との合意形成

<今後の方向性とそれに対する支援策>
 ①物流拠点の整備に係る国の方針策定等
 ②基幹物流拠点の整備に係る関与・支援
 ③公共性の高い物流拠点の整備・再構築に係る関与・支援

●「物流拠点の今後のあり方に関する検討会」のこれまでの会議資料等
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_mn2_000020.html

●「物流拠点の今後のあり方に関する検討会」報告書(概要)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001882883.pdf

●「物流拠点の今後のあり方に関する検討会」報告書(本文)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001882884.pdf