バイオパーク㈱、九州西濃運輸㈱、JA島原雲仙、農林中央金庫は3月19日、バイオパーク㈱とJA島原雲仙の両者が従来より取り組んでいる、生産過程で発生する廃棄野菜の有効活用に向けた取り組みに関して、農林中央金庫長崎支店の紹介のもと九州西濃運輸の支援を受けて取り組みを拡大すると発表した。
バイオパークが運営する「長崎バイオパーク」は、「見ているだけはつまらない!遊んで、学んで、ふれあって。」をコンセプトとした動植物園で、1980年の開園以来多くの来園者に親しまれてきたが、近年、動物達の餌代が上昇しており、動物たちの健康を守るためには安価で安心・安全な食事を安定的に確保することが課題となっている。
これまで、農林中央金庫長崎支店の紹介を受けて JA島原雲仙管内の㈱酒井農園で発生した廃棄人参をバイオパークへ運搬する取り組みを進めてきたが、輸送回数や輸送量に制限がある課題もあった。今回、その取り組みに注目していた九州西濃運輸から、農林中央金庫長崎支店を通じて輸送支援の申し出があり、これにより九州西濃運輸の輸送ネットワークや物流ノウハウを活用して輸送回数を3回/年から40回/年へ増加、従来の廃棄人参に加えて新たに廃棄ブロッコリーを取り扱うことになった。今回の取り組みにより、これらの課題を解決できる見込み。