(一社)日本物流団体連合会(物流連)は年2月20日、主に就職活動を控える学生を対象にした「物流業界合同説明会」を開催したと発表した。

物流連では、会員企業が会社概要や事業内容の説明を行い、物流業の社会的重要性や先進性について幅広く業界の理解を深め、物流業の業界研究、採用選考に進む企業等を発見できる機会を提供することを目的に、平成27年1月(2015年1月)より毎年冬に 「物流業界研究セミナー」を開催してきた。これを今年度は「物流業界合同説明会」と名称変更したとしている。

今年度の同説明会は、オンライン開催を2回、対面開催を東京と大阪で実施し、オンライン開催の1回目は12月14日に28社と共同で開催し、学生123名が参加。2回目は1月10日に36社と共同で開催し、学生171名が参加した。

対面開催は東京会場では、2月7日に東京都立産業貿易センター浜松町館で35社と共同で開催し、学生124名が参加、大阪開催では2月15日にハービスHALLにて20社と共同で開催し、学生56名が参加した。

会場風景
会場風景

合計で出展企業は39社、参加学生数は474名(重複者除く415名)となった。

Web開催では、物流連の河田理事長の開会挨拶に続き、山田事務局長による「物流業界の現状と未来求める人材像」と題した講演会を実施した。その後、会員企業による説明を全10クールの中、毎回5~8社が別回線で実施し、学生が自由に企業ルームへ入室し、様々な情報を収集できるような環境を環境を提供した。また、特別プログラムとして、会員企業の若手社員で構成された「物流いいとこみつけ隊」のメンバーによる「トークセッション」を開催し、物流業界を目指した志望動機や仕事のやりがい、経験談が披露され、生の声を学生に伝える機会となった。その他にも事前に質問を集め、当日投票で決まった質問に答える「投票形式ぶっちゃけ質問会」を実施し、普段直接聞きにくい質問も選ばれ、各企業のリアルな事情を知ることができる機会となった。

東京・大阪の対面開催では、Web開催と同様、河田理事長の開会挨拶に続き、山田事務局長により当日参加する各社の特徴等の解説を含めた講演会を行った。その後、学生が各企業のブースを自由に訪問し、各社の会社概要や事業内容の説明受け、陸・海・空・倉庫・フォワーダー等、多業種で構成される物流企業の役割等、様々な情報提供を行った。特別プログラムとして「物流いいとこみつけ隊」の人事採用担当社員による「トークセッション」で就職に関する話を聞き、学生は面接時のアドバイス等も行った。また、イベントの途中と最後に各企業ブースに自由に訪問し、質問等ができる「フリータイム」時間を設けた。

河田理事長の開会挨拶
山田事務局長による講演会
みつけ隊によるトークセッション
就活相談コーナー