SBSホールディングス㈱(SBSHD)は1月6日、鎌田正彦代表取締役社長によるグループ全従業員に向けた年頭所感の要約を下記の通り発表した。
●SBSグループ鎌田正彦代表の年頭所感(要約)
~2025年は『利益率の向上』を~
ここ2年ほど、業績面では厳しい状況が続いています。私は、コロナ禍が沈静化した一昨年から、世界中の拠点と国内の赤字拠点をくまなく視察してきましたが、そこで、倉庫内の有効面積をフル活用できていないことが業績悪化の主要因となっていることを改めて認識しました。一方で輸送に関しては、トラックの積載率がまだ低い現場もあります。また、各支店では社員比率が高い現場も散見されますが、現場の仕事はパート従業員の皆さんを信頼し任せて、社員の皆さんは、現場の人たちがより働きやすくなる仕組みを考えたり、生産性を高める仕事に向かうべきです。そうしたことの積み重ねが利益を最大化し、コンペで勝ち抜く源泉となっていくのです。当社グループの営業利益は、不動産を除くと、業界水準を下回る状態が続いていますが、物流事業の営業利益率を早期に5%台に高めるべく、2025年は利益率の向上をテーマとして、全力で取り組みたいと考えます。
ただし、利益率を求める一方で、会社は社会の変化に置いていかれたら存続できないことを忘れてはいけません。社会が変化するにつれて、会社の立ち位置や企業体質を変えていかねばならないとの思いが私にはあります。こうした変化をむしろビジネス拡大のチャンスと捉えて、皆さんと一緒に変化を楽しめたらと思います。今年が皆さんにとって良い年となることを願います。