㈱山善は1月1日、2025年山善グループの経営スローガン「私たちは 激変するこの時代において固定観念を捨て去り 成すべきことを 大胆に実行しよう」と、岸田貢司代表取締役社長執行役員の年頭所感を発表した。
●山善 岸田貢司代表取締役社長執行役員の年頭所感
年頭にあたり謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は、元日に能登半島地震が発生し、記録的猛暑や大雨による被害など、自然災害への意識が大いに高まった一年でした。経済面においては、期待された国内製造業の急回復は実現せず、海外においても地政学リスク、インフレ、選挙イヤーでの不透明感増幅により設備投資需要は低迷しました。一方で製造現場での人手不足を背景とした自動化・省人化投資、カーボンニュートラル実現等に向けた新たな投資は活発でありました。個人消費は、原材料やエネルギー価格の高騰による抑制傾向が懸念されましたが、所得環境の改善に支えられ、緩やかではありますが浮上の見通しが期待されています。
こうした中、当社は本年の経営スローガンを、「私たちは 激変するこの時代において 固定観念を捨て去り 成すべきことを 大胆に実行しよう」としました。世界経済は予測不能な多くの事象が複雑に繋がり合い、変化の連鎖が当たり前のように発生する「変化の常態化」にあると考えています。
山善はマインドチェンジ、つまり固定観念を完全に捨て去り、「商機は常に現場にあり」の姿勢で変化が常態化した今を駆け抜けます。
ご好評の展示即売会「どてらい市」は誕生50年を迎え、地域経済活性化のリアルプラットフォームとしてさらにパワーアップします。海外では進出20年を超えるインドを深耕し、加えて新市場へも積極的に投資してまいります。
山善は生産財と消費財のダブルウイング専門商社として、国内外ともに対面による提案営業を一層進め、進取果敢に世界のものづくりと豊かなくらしをリードしてまいります。
皆様の本年ますますのご健勝、ご隆盛を心よりお祈り申し上げます。