㈱メディパルホールディングス(メディパルHD)は11月19日、連結対象の完全子会社である㈱アトルと㈱MVCの統合に関する基本合意書を締結することを決議したと発表した。

メディパルグループは、「流通価値の創造を通じて人々の健康と社会の発展に貢献します。」を経営理念に掲げ、「医療と健康、美」の領域で事業を展開している。その中で、アトルは同社の完全子会社として九州・沖縄エリアにおいて医療用医薬品等の卸売事業を展開しており、幅広い医療機関・保険薬局と取引関係を有している。一方、MVCはアトルの完全子会社として、九州北部を中心に医療機器等の販売事業を行っており、内視鏡を中心として専門性の高い営業活動を展開している。

今回の統合により、両社の強みを活かして販路基盤の拡大と専門性の高い人材のさらなる活躍により、九州・沖縄エリアにおける医療機器等の販売事業の発展を期していくことが最良と判断した。

●今回の統合の要旨
①統合の日程
統合に関する基本合意書の締結:2024年11月19日
統合に関する吸収合併契約書の締結:2025年2月10日(予定)
効力発生日:2025年4月1日(予定)
※今回の統合は、アトルにおいては会社法796条第2項に基づく簡易吸収合併で、MVCにおいては会社法784条第1項に定める略式合併で行う予定。

②統合の方式
アトルを存続会社、MVCを消滅会社とする吸収合併方式。なお、今回の統合による存続会社の商号変更はなし。