三機工業㈱は11月6日、企業に対して科学的根拠に基づいた中長期的な温室効果ガス削減目標策定を推進する国際イニシアチブ「SBTi」から2050年温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ目標」と2030年温室効果ガス排出量削減目標「1.5℃水準」について目標の妥当性が認められ、SBT(Science Based Targets※)認定を取得したと発表した。

●認定された温室効果ガス削減目標(基準年2020年度比)
ネットゼロ目標:2050年までにScope1,2,3を90%削減
1.5℃水準目標:2030年までにScope1,2を52.16%、Scope3を25%削減

総合エンジニアリングを展開する同社グループは、気候変動問題を本業と直結する課題とし、その解決に向け、建築設備やプラント設備など多様な分野で省エネルギー・創エネルギー技術の導入拡大を進め、事業活動を通じた脱炭素社会への貢献に取り組んでいる。

2022年度から2025年度までの中期経営計画“Century2025”Phase3においても、具体的な目標を掲げ、太陽光発電設備の設置や再生可能エネルギー電力への切替え等の脱炭素施策の実施、納入設備・製品の省エネルギー化を推進してきた。

その結果、2023年度における温室効果ガス排出量は、Scope1,2で41%減(基準年2020年度比)、Scope3で36%減(2020年度比)と大幅な削減を実現している。

※SBT(Science Based Targets):パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標