セイノーホールディングス㈱(セイノーHD)は9月6日、物流業界の2024年問題・事業承継等の課題解決への貢献を目的として同日に設立された、日本物流ファンド投資事業有限責任組合にアンカーLPとして出資したと発表した。

同ファンドのGPは日本物流ファンド㈱であり、今後、日本物流ファンド投資事業有限責任組合(JAPAN LOGITRANSPORT FUND:JLF)に対して金融機関等へのLP出資を募っていくとしている。

セイノーHDは今回のLP出資を通じて、物流の2024年問題で顕在化した「モノが運べなくなる」可能性について、物流関連企業の共創による効率化を通じた課題解決を推進していくとしている。

ファンド設立の記念撮影。左から、谷口郁夫氏(日本物流ファンド 共同代表取締役)、船津康史氏(日本物流ファンド 代表取締役社長)、田口義隆氏(セイノーHD代表取締役社長)、河合秀冶氏(セイノーHDオープンイノベーション推進室 室長)

●出資の意義
・2024年問題・事業承継問題等、物流業界の課題解決に貢献
・セイノーHDの投資機能の強化
・物流業界の機能向上に寄与する企業を投資対象として、初期検討段階より事業シナジー効果を考察

●LP出資による共同体の創出
今後、同ファンドの意義に賛同された金融機関等からLP出資を募ることにより、各地域における物流の課題を積極的に解決するファンドとして役割を強化していく。

●ファンド概要
ファンド名:日本物流ファンド投資事業有限責任組合
無限責任組合員(GP):日本物流ファンド㈱
有限責任組合員(LP):セイノーホールディングス㈱(アンカーLP)、金融機関(予定)
ファンド規模:50億円(予定)
投資セクター:物流領域を中心に物流業界の価値向上に寄与する機能を有した対象先を優先的に検討
ホームページURL:https://www.jb-fund.co.jp/