自動フォークリフト開発の㈱ハクオウロボティクスは8月27日、第三者割当増資を実施し、プロロジスより資金調達を2024年8月上旬に行ったと発表した。

ハクオウロボティクスは、『「モノを運ぶ」のない世界へ』人が物を運ぶ手間をなくし、あらゆる物流作業を革新する、というミッションのもと、最初の製品となる自動フォークリフト「AutoFork」を開発した。

今回、調達した資金を用いて人材採用を加速し、自動フォークリフトの開発・販売・サポート体制を強化。AutoForkの物流現場での実運用開始を2024年11月から予定し、さらに2025年以降の増産・普及を目指している。

なお、2024年9月10日~13日の期間に東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展2024へ出展を予定しており、AutoForkのデモンストレーション走行を実施する予定(ブー ス番号:東2-104)。

●プロロジスによる出資の経緯
ハクオウロボティクスはプロロジスが運営するインキュベーション施設「inno-base TSUKUBA」に、自動フォークリフトの開発・実験の場として2023年10月から入居している。プロロジスはハクオウロボティクスへの支援として、実証実験協力企業の紹介や、神奈川県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク横浜鶴見」での走行実験をサポートしてきた。

物流施設のリーディングプロバイダーであるプロロジスからの出資を受けることで同社の知見とネットワークを活用し、AutoFork普及の加速化が図れると判断し資本業務提携に至ったと明らかにしている。