伊東電機㈱は5月27日、MDR式マテハンショールーム「イノベーションセンター」リニューアルオープンに関するプレス発表会を開催した。冒頭、同社 代表取締役社長の伊東徹弥氏が挨拶した。
同センターは伊東電機のコア技術となるMDR（Motor Driven Roller）とその制御技術、ソフトウェア技術を駆使した“MDR式マテハン”による生産・物流現場の改善を、実機を通じて提案し、体感できるショールーム。また、顧客と新しいアイディアを創出する拠点でもあり、2020年2月の開設以来、オンライン見学を含め世界中の顧客が来場している。
2024年問題の本格化や、少子高齢化による人手不足、新しいビジネスモデル構築等、多くの課題、テーマが山積する生産・物流業界に対してMDR式マテハンによるソリューションで貢献するため、今回リニューアルした。
●リニューアル・充実ポイント
①「止めない物流」を実現する、新ソフトウェア搭載のソーティングシステムを新たに展示した。
②セミナー会場を新設、納入事例・改善事例・業界情報等の情報発信イベントを定期開催する。
③ネット通販物流で需要が増える、小物・軟包装品対応のソーティングシステムを新たに展示した。
④独自の搬送シミュレーションソフトによる現場改善を提案する。
⑤予知保全を可能にする、最新ITOHのIoTソリューションを充実させた。
⑥小物・軟包装品、ケース・段ボール、パレットの重量物等、搬送・保管・配膳まで、用途・運用に応じたMDR式マテハンシステムの展示を拡充した。
⑦搬送テスト専用コンベヤを設置した。顧客の搬送物持ち込みでテストが可能。
⑧顧客とのコミュニケーションスペース「id-レストラン」を設置した。
●施設概要
施設名称：MDR式マテハンショールーム「イノベーションセンター」
所在地：兵庫県加西市朝妻町1146-4 伊東電機㈱ 東山第二工場内
延床面積：約3,800㎡（リニューアル前2,345㎡）約1.6倍に拡張
施設内各機能の面積と役割
・第一展示場（約590㎡）：MDR式マテハンの歴史からコア技術の紹介、生産能力を高めるMDR式搬送制御等、MDR式マテハンのスタンダードソリューションを紹介。
・第二展示場（約940㎡）：パレット搬送・保管、縦方向の仕分け・分岐システムと組み合わせた配膳システム等を紹介。
・第三展示場（約890㎡）～第四展示場（約460㎡）：ピッキング、ソーティングシステムを展示。「止めない物流」を実現する最新のソフトウェアを搭載したMDR式マテハンシステム、「ロボットを超えるMDR式ロボット」等最新技術を紹介。
・第五展示場（約320㎡）：国際的な品質基準を満たすため、ハード、ソフトの両面で耐久試験を行っている。
・セミナールーム（約150㎡）
・id-Restaurant（約450㎡）
