㈱キビテクは3月27日、8.1億円の資金調達を実施した。

同ラウンドは、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ㈱をリードインベスターとして、Spiral Capital㈱、㈱ディープコア、㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ、三菱UFJキャピタル㈱、㈱ココナラスキルパートナーズ、新生企業投資㈱、みずほキャピタル㈱、未来創造キャピタル㈱、㈱シンク・アイ ホールディングスが引受先で、これまで合計3回の資金調達により、累計調達額は10億円超となった。

■今回の資金調達の概要
調達金額:約8.1億円
調達金法:第三者割当増資

新規投資家
・JICベンチャー・グロース・インベストメンツ㈱
・㈱ディープコア
・㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ
・三菱UFJキャピタル㈱
・㈱ココナラスキルパートナーズ
・新生企業投資㈱
・みずほキャピタル㈱
・未来創造キャピタル㈱(みずほリース㈱CVC)

既存投資家
・Spiral Capital㈱
・㈱シンク・アイ ホールディングス

●資金調達の目的
今回の資金調達によってエンジニアおよび営業担当の採用強化とラボスペースの確保を行い、プロダクト開発体制を拡充させていくほか、より多くの顧客へ同社のサービスを届けるため、従来の共同研究や受託開発で培ったロボットの各技術をパッケージングし、ロボットの導入検討・立ち上げ・運用・保守の全フェーズを支援できる仕組みを提供している。

●大企業や研究機関、大学との共同研究や数多くの受託開発で培ったロボット技術の保有
同社は業界の黎明期から10年以上、ロボットの開発実績がを持つ。今回その保有技術を活用し、搬送ロボットをはじめ、アームロボットやモバイルマニピュレーターなど様々なロボットによる現場の「ロボット化」に役立つシステム群(HATSプラットフォーム)を提供するサービスを拡大する。物流倉庫や工場、商業施設等にロボットを導入する際、ロボット本体と現場のニーズに合わせたシステム導入を行うが、従来は専門会社が個別開発を行い導入期間や費用が大きくなることがスタンダードだった。これに対して、同社のHATSプラットフォームにある各種機能を選択的に提供することで安価かつ迅速にロボット活用が可能となる。

また、これまで行ってきた受託開発もさらに拡大させていくとしている。HATSプラットフォームにある機能を活用することで、顧客に高品質な開発を提供する。これまで同社が提供してきたロボット遠隔制御システムとそのオペレーションサービス「HATS」は導入後の保守での活用が主なる用途となっていたが、HATSプラットフォームでは、導入前に役立つシミュレーション機能をはじめ、多種複数台運用にも対応する知能制御、導入後の長期的な運用改善や保守、そして遠隔支援の機能面もこれまで以上に充実させ、同社が保有する技術を柔軟に顧客に提供することで必要な機能のみ選択できるような便利なプラットフォームを目指すとしている。また、HATSプラットフォームにある機能を基に迅速にソリューションを顧客に併せて提供し、オファリング型の価値提供へ広げていくとしている。

●会社概要
会社名:㈱キビテク
所在地:〒141-0001東京都品川区北品川五丁目7番14号
代表者:代表取締役 林 摩梨花(はやし まりか)
    代表取締役 吉海智晃(よしかい ともあき)
設立:2011年11月
事業内容:
①ロボット遠隔制御システム企画・開発
②ロボットシステム受託開発
URL:https://qibitech.com/