(一社)日本物流団体連合会(物流連)は2月15日、「令和5年度 物流業界研究セミナー」のオンライン開催を2回、対面開催を大阪・東京で実施したと発表した。

物流連では、主に就職活動を控える学生を対象に、各社が会社概要や事業内容の説明を行い、物流業の社会的重要性や先進性について幅広く業界の理解を深め、物流業の業界研究をすることができる機会を提供することを目的として、平成27年1月(2015年1月)より毎年「物流業界研究セミナー」を開催している。

オンラインの「第4回物流業界研究 Webセミナー」は、1回目は12月9日に会員企業30社1団体と共同で開催し、学生131名が参加。2回目は1月12日に会員企業35社と共同で開催し、学生160名が参加した。

対面開催では、1月27日にハービスHALLにて「第6回物流業界研究セミナー大阪」を24社と開催し、学生42名が参加した。2月10日には東京都立産業貿易センター浜松町館において「第10回物流業界研究セミナー東京」を30社と開催し、112名が参加した。

なお、合計では、出展企業は38社1団体、参加学生数は445名となった。

大阪・東京対面開催では、学生が各企業のブースを自由に訪問しながら各社の会社概要や事業内容の説明受け、陸・海・空・倉庫・フォワーダー等、多業種で構成される物流企業の役割や使命等、様々な情報を収集した。

セミナー会場風景
セミナー会場風景

講演会場では、山田事務局長による「物流業界の現状と未来求める人材像」と題した講演会や、学生との直接対話方式を取り入れたタウンホールミーティングを実施した。会員企業の若手社員で構成された「物流いいとこみつけ隊」のメンバーによるパネルディスカッションでは、物流業界を目指した志望動機や仕事のやりがい、経験談が披露され、生の声を学生に伝える機会となった。また、若手社員による「就活相談コーナー」にも多くの学生が訪れた。

長谷川理事長の開会挨拶
山田事務局長の講演会
みつけ隊によるパネルディスカッション
なんでも相談コーナー

Web開催では、長谷川理事長の開会挨拶に続き、山田事務局長により当日参加する各社の特徴等を含めた講演会を行った。その後、会員企業による説明を全9クールの中で毎回5~8社が別回線にて実施し、学生は自由に企業ルームへ入室し様々な情報を収集した。また、特別プログラムとして「物流いいとこみつけ隊」によるパネルディスカッションや物流業界&就職活動質問コーナーも実施された。