三井不動産株は12月18日、ロジスティクス本部における、ITを活用した「物流の2024年問題」(※1)解決に向けた取り組みが評価され、(公社)企業情報化協会(IT協会)が選定する2023年度「IT賞(社会課題解決領域)」(※2)を受賞した。同社の「IT賞」受賞は2020年度の初受賞より、4年連続となる。

本年の受賞においては、「物流の2024年問題」に対し、不動産業の枠を超えて幅広いパートナーと協働し、ITを活用した物流の効率化とサステナビリティへの寄与を通じ、同社とその顧客のビジネスだけではなく、日本全体の社会課題の解決を目指している点が評価されたとしている。

また、同社のDX進捗状況、成果や推進事例をまとめた「DX白書」の2023年度版も同日公開した。

※1:2024年4月1日から働き方改革関連法がトラックドライバーに適用され、時間外労働の上限が年960時間(月80時間)となることによって生じる諸問題。

※2:“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、IT協会より授与されるもので、同社は2020年の「IT賞(マネジメント領域)」、2021年の「IT奨励賞(社会課題解決領域)」、2022年の「IT賞(顧客・事業機能領域)」に続き、4年連続受賞した。今回受賞した「IT賞(社会課題解決領域)」は、業績的な成果にこだわらず、社会実験や社会貢献に資する活動への取組について授与される賞。

●受賞で評価されたポイント
(1)デジタル化によるビジネス変革
「Real Estate as a Service」を掲げ、リアルな施設とデジタル・IT を組み合わせることで、不動産賃貸業からサービス提供ビジネスへのシフトを図っている。

(2)自動化物流センターの開設とトラック積載率の向上
2022年11月に自社EC倉庫として「EC自動化物流センター」を開設。最先端の自動化機器の導入等により、空間の高さの有効活用に加え、自動化・省人化を実現。また、他のEC事業者等との共同利用を提案し、配送を共同化することで、倉庫内の省人化効果の最大化およびトラック積載率の向上を図っている。

(3)ドライバーの待機時間の短縮
バース予約システムと、一部施設では入退場時車番認証システムの導入・連携により、トラックの混雑状況の平準化、荷役作業の効率化を図り、ドライバーの待機時間短縮につなげる。

(4)幅広いパートナーシップとソリューション
2023年4月にロジスティクス本部内に「イノベーション推進室」を新設。約120社のテナント企業の課題を洗い出し、次に約50社のサポート企業と連携し各社の最先端技術を結びつけることで、最適なソリューション提案を実施。

●三井不動産グループのDX方針・推進体制・事例をまとめた「DX白書2023」詳細
https://www.mitsuifudosan.co.jp/dx/dx_hakusyo.pdf