㈱MonotaRO(モノタロウ)は11月22日、指名委員会での審議を経て同日開催の取締役会で、以下の通り代表執行役社長の異動を決議したと発表した。
●代表執行役社長の異動
(1)代表執行役社長の異動(異動予定日:2024年1月1日)
[氏名/新役職/現役職]
▽鈴木雅哉/取締役兼代表執行役会長/取締役兼代表執行役社長
▽田村咲耶/代表執行役社長/常務執行役 サプライチェーンマネジメント部門長 BPM推進室長
なお、田村咲耶氏は、2024年3月開催予定の同社第24回定時株主総会に付議する取締役選任議案の候補者に含まれる予定であり、取締役に選任された場合、取締役兼代表執行役社長に就任する予定。
(2)異動理由
同社は2000年10月の創業以来、インターネットを活用した間接資材販売事業を展開し、中小企業を中心に蓄積した顧客基盤と幅広い取扱商品を基に、その事業を大企業向けの購買管理システム事業に拡大、さらに地域を日本のみならず、韓国、インドネシア、インドへと広げ、2022年度には売上2,259億円・営業利益262億円(連結)となるまで事業を拡大してきた。今回、企業集団として次の成長段階に進むため、代表執行役社長の交代を決定するに至った。
新任代表執行役社長の田村咲耶氏は、2020年3月に同社に入社し、2021年4月にサプライチェーンマネジメント部門長に就任、2022年3月から執行役、2023年3月からは常務執行役として、現在、管掌部門であるサプライチェーンマネジメント、マーケティング、カスタマーエクスペリエンス(CX)マネジメント、およびビジネスプロセスマネジメント(BPM)において同社経営を執行している。
また、2020年3月の入社時から2022年頃までの新型コロナウイルス感染症拡大の影響による国内外のサプライチェーンの混乱への対応や、2022年4月に稼働を開始した同社最大の配送拠点である猪名川ディストリビューションセンター(兵庫県)のプロジェクトの計画・運用等において、高いリーダーシップを発揮して成果を出してきた。
田村氏は社内外の人材の意見を傾聴し、その意見への理解を自ら深化・拡張させながら経営執行者としての意思決定を行うことで同社の成長に貢献。同社の指名委員会での審議を経て、取締役会では今回のような、他者の多様な意見に耳を傾け、高速で学習し、経営の執行に活かすというリーダーシップがモノタロウという集団にとって親和性が高いと判断したほか、同社の今後のさらなる成長に必要だと判断し、2024年1月1日付で代表執行役社長に選定することを決定した。
なお、現取締役兼代表執行役社長の鈴木雅哉氏は、2024年1月1日付で同社取締役兼代表執行役会長に就任し、引き続き、同社の海外子会社を管掌するほか、米国親会社W.W. Grainger社オンラインビジネス担当マネージングディレクターを務める。これにより、鈴木氏は国内外における事業者向けEコマース事業の最新の知見を持って同社最高経営責任者として統括していくとしている。
(3)田村咲耶氏の略歴
新役職名:代表執行役社長
氏名:田村咲耶(たむら さくや)
生年月日:1982年8月5日生
出身地:高知県
略歴
2007年3月 東京大学大学院 経済学研究科卒業
2007年4月 ㈱ボストン・コンサルティング・グループ入社
2010年4月 GEヘルスケア・ジャパン㈱入社
2020年3月 モノタロウ入社
2021年4月 同社サプライチェーンマネジメント部門長
2022年3月 同社執行役サプライチェーンマネジメント部門長
2023年3月 同社常務執行役サプライチェーンマネジメント部門長(現任)
2023年6月 同社BPM推進室長(現任)
所有株式数:6,060株
(4)就任予定日:2024年1月1日
●取締役の役職の異動(異動予定日:2024年1月1日)
[氏名/新役職/現役職]
▽瀬戸欣哉/取締役/取締役会長