ヤマト運輸㈱は10月15日~16日の2日間、「第10回全国安全大会」を中部トラック総合研修センター(愛知県みよし市)で開催した。

新型コロナウイルス感染症の影響により4年ぶりの開催となる今大会では、競技種目にドライブレコーダー映像による「運転行動評価」、競技部門に「入社2年未満部門」「中型/大型車部門」を新設。ヤマトグループ5社6万人以上のドライバーから、各社・各地域の選考会を突破した36名が出場し、安全運転の技能や知識を競い合った。

「第10回全国安全大会」の様子

第10回となる今大会では、ヤマトグループが安全運転を目的として全車両に搭載しているドライブレコーダーを活用し、大会当日の運転だけでなく日常の運転も審査対象とする「運転行動評価」を競技種目に新設。また、ヤマトグループは2021年4月からグループの経営資源を結集した「Oneヤマト」の経営体制を開始しており、従来の小型車(2トン)に加え、今回「中型(4トン)/大型(10トン)車部門」を新設したことにより、幹線輸送等を担うグループ会社3社(ヤマトマルチチャーター㈱、ヤマトボックスチャーター㈱、神戸ヤマト運輸㈱)が初出場した。

●開催概要
開催日:2023年10月15日(日)~10月16日(月)
開催場所:中部トラック総合研修センター(愛知県みよし市福谷町西ノ洞21-127)
競技部門
①入社2年未満部門
② 2トンMPバン部門
③中型(4トン)/大型(10トン)車部門
出場選手:合計36名
・ヤマト運輸㈱(全国10地域から各部門1名):30名
・沖縄ヤマト運輸㈱(各部門1名):3名
・ヤマトマルチチャーター㈱(中型/大型車部門):1名(初出場)
・ヤマトボックスチャーター㈱(中型/大型車部門):1名(初出場)
・神戸ヤマト運輸㈱(中型/大型車部門):1名(初出場)
競技種目・審査担当[競技種目/配点/審査担当]
▽学科試験/200点/ヤマト運輸 安全部
▽日常点検整備/100点/ヤマトオートワークス㈱
▽運転実技/600点/中部トラック総合研修センター
▽運転行動評価/100点/中部トラック総合研修センター/ヤマト運輸 安全部

●大会結果[順位/選手氏名/所属]
①入社2年未満部門
▽優勝/有井健雄(ありい・たけお)/ヤマト運輸 中国・四国統括 山口主管支店
▽準優勝/近藤学(こんどう・まなぶ)/ヤマト運輸 中部統括 静岡主管支店
▽3位/落合龍(おちあい・りゅう)/ヤマト運輸 東京統括 武蔵野主管支店

②2トンMPバン部門
▽優勝/磯部智一(いそべ・ともかず)/ヤマト運輸 中部統括 東静岡主管支店
▽準優勝/川口陽平(かわぐち・ようへい)/ヤマト運輸 関西統括 北大阪主管支店
▽3位/月野克哉(つきの・かつや)/ヤマト運輸 北関東統括 栃木主管支店

③中型/大型車部門
▽優勝/紺田修二(こんた・しゅうじ)/ヤマト運輸 北海道統括 札幌主管支店
▽準優勝/石﨑翼(いしざき・つばさ)/ヤマト運輸 北関東統括 群馬主管支店
▽3位/松原仁志(まつばら・ひとし)/ヤマト運輸 中国・四国統括 三次主管支店

各部門上位3名集合写真
参加者全体集合写真

●社長メッセージ(ヤマト運輸 代表取締役社長 長尾裕氏)
今回、4年ぶりとなる全国安全大会では、ラストマイルの集配車による競技に加え、新たに「中型/大型車部門」を新設しました。まさにヤマトグループ全体で装いを新たに開催できたことを嬉しく思います。

当社の掲げる「安全第一、営業第二」の理念は、言葉だけでなく具体化しなければなりません。本日は、各地域・各社から選ばれた選手がいかにして安全を達成するか、日頃から実践している安全運転の技能や法令知識、様々な運転シーンにおける状況判断など、いつもとは違うステージで総合的に評価されます。

本大会は、全国のハンドルを握るドライバーにとって象徴となる場です。皆さんがそれぞれの職場に戻って本日の取り組みを発信していただくことで、全国に安全の輪が広がっていき、当社の「安全第一、営業第二」の理念がより深く浸透していくことを祈念しています。