SBSホールディングス㈱は10月2日、SBSロジコム㈱と、同社が100%株式を所有する東洋運輸倉庫㈱が10月1日付で合併したと発表した。合併形態はSBSロジコムによる吸収合併で、存続会社はSBSロジコムとなる。

東洋運輸倉庫は1960年に創業し、通関からエンドユーザーまでアセット型複合一貫物流が強みの物流会社。主にアパレルやスポーツ用品等を取り扱い、東京臨海部の東扇島(神奈川県川崎市)、若洲(東京都江東区)に自社の大型倉庫を保有し、好立地の安定稼働で堅調な実績を上げてきた。2021年1月のSBSグループ入り後はその強みを活かしつつ、食品物流の倉庫運営に携わる等、業務を拡大している。

両社は事業領域や倉庫の立地が近く、親和性が高い2社が経営統合することにより、さらなる相乗効果が発揮できると考えて今回の合併合意に至った。両社はすでに一部事業の協業や人事面での交流を進めており、経営を一本化することによりシナジー効果をさらに加速。2社を含めたロジコムグループの総合力向上を目指すとしている。