㈱メディパルホールディングスは9月21日、国内最大規模の診療データベースを保有するメディカル・データ・ビジョン㈱(MDV)、クリニックの医療DXを推進する㈱レイヤードと、中小病院・クリニック向け医療DXサービスに関して協業を開始すると発表した。

●協業内容
今回の協業の第一弾として、メディパルグループはMDV等が開発したレセプト点検システム「MDV Receipt Checker」の販売拡大に取り組んでいくとしている。MDVはMDV Receipt Checkerのシステム開発とデータ管理を担い、レイヤードは同システムが導入された施設の経営課題解決に向けた、新たなDXサービスの開発を行う。

MDV Receipt Checkerは、MDVがこれまで推進してきた医療機関向け事業でのノウハウを活かした高い精度の点検ロジックを採用しており、中小病院やクリニックの診療報酬請求の適正化を支援するシステム。

同社は連結子会社の㈱メディセオを中心とした医療用医薬品等卸売事業会社を通じて、取引医療機関に対してMDV Receipt Checkerの導入を展開するほか、将来的にはMDV Receipt Checkerを導入した医療機関に対して、レセプトデータを活用した経営に役に立つ情報の提供や最適な医療DXサービスを提案していくとしている。

MDV Receipt Checkerは2025年末までに1,000施設への導入を目指す。